プレーオフ第2ステージ第5戦のこと

反撃ののろしを上げた福浦。逆転打の里崎。好走塁を見せたベニー。2失点ながら粘りに粘ったセラフィニ。0失点リレーの小野・藤田・薮田。3戦目の借りを返したコバマサ。そして選手を信頼して送り出したバレンタイン監督。みんな素晴らしかった。それよりなにより、8回表代打初芝。今年で引退を表明したミスターマリーンズがやってくれた。ホークスのエラーを誘発し、7回裏に掴んだ試合の流れをマリーンズに引き寄せる一打。やっぱりあんたは最高だ。
が、どこか釈然としない気分が残るのは、2年連続でシーズン1位のホークスがここで消えてしまうということ。両チームの選抜で日本シリーズ戦っちゃダメなのかね? ダメか。号泣する選手達を見ると何とかしてやりたくなる。そんなホークスの選手をテレビが映す中、一番グッと来たのは、骨折でプレーできないにも関わらず、ユニフォームを着て皆と戦う姿勢を見せていた城島。残留するにせよ、メジャー挑戦するにせよ、来年はこの無念を晴らして欲しい。