東ティモールに関する韓国新聞記事

【噴水台】石油のおかげで…

東ティモールは75年11月、独立を宣言したが、2週間後にインドネシアに占領された。東ティモールとオーストラリアの間のティモール海で発見された莫大な量の石油と天然ガスがほかのものまで呼び込んだという分析だ。オーストラリアは78年、全世界で唯一東ティモールに対するインドネシアの主権を認めた。その対価だったのかインドネシアは89年、ティモール海油田開発権をオーストラリアと分けていた。

インドネシアの鉄拳統治は国連介入で99年に幕を閉じたが、東ティモール「真実と和解委員会」が20日、国連に提出した人権じゅうりん報告書によると、これまで18万人以上が犠牲になった。しかし東ティモールの師事やグスマオ大統領は加害者を許した。真実を究明しても、処罰は願わないと明らかにした。国の将来のために過去の歴史の解明をあきらめたのだ。

グスマオ氏は大統領に当選した来月の2002年5月、オーストラリアとティモール海の石油・天然ガス開発協約に署名した。冷酷な国際社会で生き残ろうとすれば何をしなければならないのかをよく知っているリーダーに見える。海中エネルギー資源を、外部から招いた毒薬から国を生かす治療薬に変えるグスマオ大統領の腕前に期待する。

最近東ティモールってどうなってんのかいねと思って、ググッたら出てきた記事。途中までどうやって日本批判に結びつけるのかワクテカしながら読んでたけど、最後まで冷静な印象。正直すまん。つーか、この記事を書いた人はどういう意図を持ってたんだろ。ノ・ムヒョン批判なのか。冷酷な国際社会で生き残ろうとすれば何をしなければならないのかをよく知っているリーダーに見えるってのは当てこすりか? それとも我々は処罰を諦めないと言う宣言? まあどうとでも読めるわけだけど、興味深い。
しかしこれも国連がまったく意味を成さない組織だったことを示す実例か。せめて治安維持名目で軍を送ることは出来なかったのかなとか思ったり。まあそんな時代でもないか。行けば行ったで混乱要因としてのリスクが大きすぎるし。結局は当事者間でどうにかするしかないわけだけど、どうにもならなかったのだよね。
それはさておき東ティモール。豪州との間の海にある天然ガス田からどっちにパイプライン引くかで議論になってたような気がするけど、この記事を見る限り、結局豪州側に引っ張ったってことなんだろうか。それともここは1つの例で、他のとこは東ティモール側に引っ張ってたりするんだろうか。豪州もウランで潤ってるなら少しぐらいは…って仲良しクラブじゃねーってのな。
http://www.mizuho-ir.co.jp/kikou/lng040801.html
2004年中ごろの記事だけど、計画も無い。誰がどう見てもオーストラリアにそういう施設作ったほうが理に適ってるとはいえ、ちょっと切ない。まあ人様の心配してるほど余裕があるわけでもないのでこの辺りで終了。