WBCアジアラウンド 台湾vs韓国

実質2位決定戦なんで、盛り上がること間違いなし。と思って見に行った。心情的には台湾を応援。実力では1歩劣ってるしね。
試合開始には間に合わなかったんで、台湾の国歌と国旗掲揚が見れなくて残念。ていうか、国歌と言っていいんだろうか。国旗はまずいか? 掲揚されてる旗は、赤地の隅に青地で星が入ってるやつじゃなくて、見覚えの無い旗だった。
で、それはともかく、以下試合見ながら取ってたメモを再構成。
2回表:韓国の打者が2ベースで出塁。続く打者が三遊間に強烈なライナーを放ったんだけど、胡金龍がダイビングキャッチ&トスでゲッツー完成。これはグッときた。
2回裏:これで乗れるかと思ったら、最初の林威助は1球でライトフライ。気を取り直して、DH張が粘って粘って出塁。続く謝が四球を選んで出塁。1アウト1・2塁のチャンスに先ほどファインプレーの胡。でもここは進塁打に終わって、葉も倒れて得点ならず。
3回表:アジアシリーズでも見かけた朴が2ゴロ。続く金何某が出塁。1番に戻って李はレフトフライ。次の打者は懐かしの李鐘範。ここで金が盗塁したものの、李は三振に倒れる。
3回裏:最初の打者がさくっと倒れた後、陳が出塁。DHじゃない張が送りバントで進塁させて3番の林。ライトに大きく上がったフライをライトの李がエキサイトシートに身を乗り出しながらキャッチ。ファインプレーだった。台湾は2回続けてチャンスを逃した。
4回表:いきなり台湾の先発、林恩宇が崩壊。先頭のスンヨプをストレートの四球で歩かせる。次の金東柱にも初球ボールを投げた後、進塁打。続くDH崔をセンターフライにしとめたものの、洪がレフト線を破るヒットで先制。ここで投手が林英傑に交代。李を3ゴロでアウトに取る。台湾としては、ノーアウトから四球で出した選手を帰される最悪のパターン。
4回裏:威助が良く見て四球。が、DH張はサードゴロで1アウト1塁に。続く謝が三振取られる間に張は盗塁。ここで投手交代。いきなり金炳賢が登板。あっさり2ストライクに追い込むけど、ここから胡が粘って11球目にライトフライ。熱い対決だった。
5回表:朴がライト前にヒット。金が送りバント高校野球のような手堅い作戦。それだけこの1点、この試合にかけてるということか。1番李炳圭は三振に倒れたけど、続くジョンボムが2ベース。韓国に2点目。。。なおもランナー2塁のチャンスでスンヨプはセンターフライ。
5回裏:さっきの粘りを生かしてくれとか思う間もなく、葉・鄭・陳がそれぞれサードゴロ・三振・ピッチャーゴロで3者凡退。試合の主導権は韓国に。
6回表:なぜか鳴り物が止んで場内が静かに。サンダードルフィンの音が響き渡る。ここで先頭の金DJが内野安打で出塁。台湾の守備もよく捕球したけど、送球が間に合わなかった。次の崔はセンターフライ。ただ、照明が目に入ったのか、一瞬見失ったみたいでバンザイキャッチになってた。次は洪。ランナー金が盗塁を決めた後、ヒットで出塁して1・3塁。打者李晋暎というところで投手が朱尉銘にスイッチ。1球でゲッツーに仕留める。まだ流れは決まってないみたい。
6回裏;先頭の張がセンター前ヒットで出塁。3番林智勝が送りバント。1死2塁で4番威助。ここで投手がク・デソンに交代。威助じゃ無理だろうなとか思ってたら、具が野選で1・3塁に。絶好のチャンスを迎えてDH張はサードゴロ。ここで当たりの無かった謝に代えて黄龍義。が、三振。勝負あったか…
7回表:朴・金・李がセカンドゴロ・三振・ピッチャーゴロであっさり3者凡退。ひどく淡白な攻撃。韓国の3者凡退はこれが初めてか?
7回裏:この回先頭から投手が朴贊浩。気づいたら出てきた投手が全員メジャーという大人気ない投手リレー。この回、台湾の胡・葉・鄭はショートゴロ・サードフライ・三振であっさり3者凡退。。。
8回表:ジョンボムがまたも2ベース。流石だ。スンヨプの所で投手が耿伯軒に。李SYがセカンドゴロに倒れる間に李JBは3塁へ。続く金在杰がスクイズを試みたところで李JBが3塁から飛び出してしまい、アウトに。金は四球で出塁したものの、崔はセカンドゴロ。もうどっちに流れがあるのかさっぱり。
8回裏:先頭は陳。メモを見ても何書いたのか分からないけど、アウトっぽい。次の張はあっさり三振。林智はライトフライ。平凡なフライに見えたけど、ライトが転がりながらキャッチ。自分も含めて場内大盛り上がり。と、ここで気づいたけど、今日は台湾の林がいけてない。投手林2人が点を取られて、打者林2人がノーヒット。
9回表:陳・李・朴はサードゴロ・ショートゴロ・三振で三者凡退。台湾も難しい打球を上手く捌いてる。次の回は気合を入れて打撃を。
9回裏;先頭は威助。9回表にレフトスタンドから念を送りまくったのが功を奏したのか、いきなり2ベース。林ダメポとか思ってごめん。次のDH張は一発がある!とか思って見てたらサードゴロで進塁もできず。続く打者の黄龍義が陳峰民に交代。せめて進塁させてくれよと思うものの、三振。ここで余り当たってない胡が内野ゴロ。万事休すかと思ったら、割と深いところに行って、際どいところでセーフ!ランナー1・3塁で一打逆転のチャンス!ここでキャッチャーの葉に代えて袪智尭(チェン・ジヨウ)。台湾が守りの要を捨てて、乾坤一擲の勝負に打って出る。場内の熱気は(客は少ないけど)最高潮。ここでチェンの放った打球は大きなアーチを描いてライトスタンドに突き刺さることなくショートゴロ。際どいタイミングではあったものの、2塁で刺されてアウト。ゲームセット。

振り返ってみると

台湾として悔やまれるのは、4回表の林の突然の乱調かな。あと、とどめを刺せる打者がいなかったのが韓国との差だろうか。まあ韓国のメジャーリレーは日本でも手を焼きそうだから、それを台湾に求めるのも酷な話かな。試合自体は、両チームともこの試合に賭けてるってことが分かるいい試合だった。韓国監督の「1次リーグは3試合だが、この試合の重要さは3分の1以上だ」といったような言葉にすべてが表れている。

蛇足

中国<<<30年越えられない壁<<<台湾<韓国<<<なんか厚い壁<<<日本

日本vs中国

なんとまあ大人気ないw