ドイツvsアルゼンチン

この辺りから1日1試合で十分だと思うんだが。
前半15分まで見た印象では5分5分。アルゼンチンの方が若干、形を作って押し込んでる場面があるといった感じ。といったことを書いてる間に16分。バラックが浮き球に合わせてヘディングしたけど惜しくもバーの上。これは痛いかも。で、感想に戻るけども、序盤は意外とドイツの方にファウルが多かった。ポドルスキーがいらないイエロー貰ったけど、決勝まで行くことを考えたら本当に必要なところ以外は自重して欲しいな。
アルゼンチンのコーナーは二回続けてニアでソリン。キッカーは勿論リケルメ。普段から同じビジャレアルだし、いろいろ面白いことやってるんだろうか。
28分。ポドルスキーのファウルで試合がちょっと止まったところで一息。この時間帯になってもまだ五分五分。先ほどよりはちょっとドイツに傾いてる気もするけど、どうなるか分からない。開幕前からドイツがこんなに互角にアルゼンチンと渡り合うなんて想像してた人がいたら、よっぽどの素人か玄人かどっちかだなぁ。ホーム開催+本番に強いってことを加味しても、酷く思えたもの。
アルゼンチンはテベスも良くやってるとは思うけど、クレスポとのコンビネーションの部分でサビオラに劣ったりするんだろうかね。30分を過ぎても決定機が一つも無いなんて思わなかった。こうもドイツの守備が堅いと、チャンスはセットプレーかね。
36分。FKのチャンスでアジャラがファウル。こういう上背の無いDFはどういう部分で強さを発揮してるんだろうか。F.カンナバーロもそうだな。読みが鋭いのか? 背丈は宮本と大して変わらないはずなのに、何がこうまで違うんだろ。38分。アルヘンがチャンスを作りかけたけど失敗。テベスが素直にリターンを返せば良かった気もするけど。ここに来てまたアルヘンペース。といっても些細なものだけど。しかしテベスは右に左にDFに良く動くな。
41分。ドイツがボールを奪えなくなってきた。奪ってもキープできなくなってきた。アルヘンとしてはこの時間帯に先制できたら大きい。それはドイツも同じだけど。ロスタイム間際。久しぶりにドイツが攻めてる。右サイドのコーナー付近でFK。試合を分けるポイントかもと思ったけど、入らず。そのままタイムアップ。そういえば殆ど試合が止まらなかった前半だった。
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前半のスタッツ。支配率はドイツ35−65アルヘン。シュートは3−1。そういえばゴール前のシーンは少なかったな。もうちょっと派手に動くかと思っただけに意外。そしてファウルは11−14。うーむ。気づけばアルヘンの方が多くなってるけども、いつもの相手を殺しにかかるようなタックルなんかは見られない。
チャンネル変えたら日テレでストイコビッチのインタビュー。ほくろが取れてた気がするけど手術でもしたのかな。一瞬だったので分からない。つーかVIP席の空席多いな。勿体ない。
試合に話を戻すと、前半終盤の流れと控えの駒を考えると、若干アルゼンチン有利かな。といっても小さな差異だとは思うけど。
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後半開始早々ソリンにイエロー。今後のトーナメントに限らず、この試合に関しても痛い。カウンターからテベスが敵陣深くでスローインに。この辺りの卒の無さは流石。そして流れの中からアルヘンがCK。試合が動いてきた。と思ってたら、アジャラが飛び込んできて先制。ソリンがニアに流れたところに気を取られて空いたほんの僅かなスペースだった。そこにきっちり合わせるんだから凄い。
アルゼンチンは攻撃が活性化してきたな。ここで止めないとドイツは厳しい。
53分。攻めるしかないドイツが攻める。FKを見ると高さでは勝てそう。一転カウンターからピンチを迎えたけど、何とか防ぎきったドイツ。この綱渡りは怖いね。
57分。先ほどのような忙しない展開は小休止。左サイドのラームvsマキシ・ロドリゲスは見ごたえあるな。
60分。右サイドPA付近でシュナイダーが倒されてマスケラーノにイエロー。大チャンスだったけど、ポドルスキーのキックは宇宙開発。極めて勿体ない。しかしまあ形が作れてないわけではないな。
61分。シュナイダーOUTオドンコーIN。どう出ますか。
63分。ドイツが押し込んでる。この時間帯で追いつけないと厳しいな。CKのこぼれ球から惜しいチャンスだったけど、ドイツは決めきれず。アボンダンシエリが倒れてたけど、続行はできるのね。
67分。ドイツは右からの攻めが多い。1枚貰ってるソリンがあまり大胆なことは出来ないと踏んでるのか。オドンコーは何回かボールタッチがあったけど、ちょっと厳しい気もする。
69分。アボンダンシエリはやっぱりダメっぽい。可哀想に。つーかこんな試合で、ドイツのプレッシャーが激しくなってきた場面でキーパー交代ってアルヘンもついてないな。フランコIN。全然知らない人だ。シュバインシュタイガーは直接シュートを選択。アルヘン的にはラッキー。と思ったらリケルメを下げてカンビアッソIN。1点で逃げ切れると踏んだのか。これで負けたら監督は帰国できなからいな。
73分。ドイツのミスパスからアルヘンがシュートまで持っていったけどサイドネット。ここで決まってたらドイツは死んでたかも。まだ運に見放されては無いらしい。で、シュバインシュタイガーがM.ロドリゲスの足を削ったけどお咎めなし。反対にテベスオドンコーからボールを奪った場面ではかかってないように見えたけどファウル。まあ偶然だな。
78分。クレスポOUTクルスIN。直後にドイツが決定的なチャンスを迎えたけど、アルヘンも踏ん張る。お互い失点はしたくないから必死。サイドでバラックをフリーにして大丈夫かと思ったけど、バラックの上げたクロスをシュバインの代わりに入ったボロウスキが逸らして最後はクローゼが決めて同点。守りに入って即失点。勝負あったかな。決められるチャンスがあったのに決められなかったところがブラジルとの差かな。
85分。クローゼOUTノイビルIN。FW同士の交代か。まあバランスを崩して何が出来るわけでもないか。しかしアルヘンは全く繋げなくなってきた。リケルメ不在時を想定してないわけもないだろうけど。
87分。PA内でマキシ・ロドリゲスが倒されたように見えたけどシミュレーション。もうちょっと踏ん張ってればPKだったかも。直後にもアルゼンチンがチャンスを作ったけど決めきれず。睡眠時間を考えると延長はキツイ。ロスタイムは4分。キーパーの負傷とかあった割には意外と短いな。この時間帯にアルヘンはドイツ陣内でプレスをかけてボール奪取。CKゲット。が、得点はできず。
93分。オドンコーが後ろからカンビアッソを倒してイエロー。FKをクリアしてスローインになったところで前後半終了。どちらにしても決めきれなかったという印象の残る90分。どちらもカードは残ってないしキツイなぁ。アルヘンはキーパーで一つ消化してるのが痛い。負傷交代くらい3人の中に数えなくてもいいじゃん。
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両チームが全員で円陣を組んでる。こういうの好きなんだよね。
つーかアルヘンは2試合連続延長か。落合監督風に言うとサッカーが好きなんだな。
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93分。テベスが軽く負傷。ここまではお互い探りあいといった感じ。
96分。テベスが上手くトラップできればチャンスだったけど、流石に疲れてるか。オドンコーは面白プレーが多いな。疲れてるところにこんな選手入れられたらアルヘンもキツイ。ドイツのFKだったけど、アジャラバラックの争いが面白かった。
99分。アルヘンDFのパスミスをドイツがカット。が、チャンスにはならなかった。アルヘンも直後にチャンス。が、それ以上激しくはならず一旦止まってからドイツがCK。メツェルダーのヘディングは最後に体を寄せられて枠外。
102分。バラックパスミスからアルヘンが細かく素早く繋いでチャンスかと見せかけてシュートまではいけず。レーマンが観客を煽ってる。もう(笑)なんて言えません。最後はルイス・ゴンザレスが枠外に飛ばしたところで延長前半終了。「ウィンブルドン」に関するテロップが仕方ないとはいえうざい。
105分。テベスがいきなり放ったシュートはレーマンが落ち着いてキャッチ。その後はアルゼンチンが押し込む展開が続いてる。ドイツの方が先に足が止まってきた感じ。最後の10分か5分のために力を取ってるんだろうか。ってそれは漫画の読みすぎか。
109分。アーリー気味のクロスからドイツのチャンス。やっぱ高さだ。が、ドイツの攻撃は散発的。
111分。初めて?オドンコーがソリンを交わしたけど上げたクロスはカンビアッソが飛びついて阻止。すげー勝負だ。ミドルからコロッチーニが狙ったけど枠外。その後もう一回コロッチーニが遠目から狙ったけどクロスバー。昔はレーマンはよくこういうやつを決められてっけ。
116分。ここに来てバラックが倒れてるけどドイツが元気に。2回ほどチャンスがあったけどシュートは撃てない。テベスが粘ってシュートまで持ち込んだけど、疲れからか枠外。
119分。アルヘン最後のFKのチャンスに一度倒れてたバラックが魂のクリア。そして延長前後半終了。勝者のないPK戦に突入。つーかここまで来たら再試合が見たい。まあ日程的に無理なのは分かるけど。
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PK戦直前、カーンがレーマンと男気溢れる握手。うほっじゃないが熱くなる。
ドイツ1人目はベテランのノイビル。落ち着いて決めるところはさすが。
アルヘン1人目はクルス。こちらも落ち着いてゴール。
ドイツ2人目はバラック。倒れてたのに流石。きっちり決めた。
アルヘン2人目はアジャラ。コースが甘かった。レーマンがキャッチ。
ドイツ3人目はポドルスキー。きっちり決めてアルヘンを追い詰める。
アルヘン3人目はマキシ・ロドリゲス。重圧がかかる場面だろうけどきっちりゴール。
ドイツ4人目はボロウスキ。しっかり成功。
アルヘン4人目はカンビアッソ。さっきより重圧がかかる。止められた。
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どうしようもなく悲しい結末orz
一つだけ疑問を呈するなら、なぜあの場面で守りに入ったのかということ。キーパーが負傷した後だったし、そのままカンビアッソを入れるにしてもリケルメを下げるほどの賭けに出る場面ではなかったと思うんだが。確かにあのまま終わってれば、この上なく省エネで勝ちあがれただろうけど、ドイツをそんなに甘く見てたのか? 自分たちを過大評価してたのか? 所詮はサネッティを外すような監督でしかなかったということか。まあたらればを語ることほど虚しいことはないのでストップ。つーか俺でさえこんなにむかついてるんだから、アルゼンチン国民の心中は想像するだけで……。監督の命が本気で心配だ。