vs横浜F・マリノス@博多の森

アビスパ福岡 1−3 横浜F・マリノス

テレビで見てた。
前半に先制され、久保が退場。チャンスだけど、まあ後半ロスタイムに1点入れて追いつくのがやっとかなと思ったら、確かに後半終了間際にようやく1点。が、その前に2点も入れられるとは思わなかった。
1点目から振り返ると、金古?のクリアミスを拾われて山瀬のスルーパスを受けた久保が落ち着いてループで先制。代表戦じゃまず見られないようなゴール。水谷の位置取りも拙かったと思うけど、DFラインのミスを思えば仕方ないか。その後久保が退場になって数的優位を得たけど、アビスパは自分らで勝手にミスを繰り返して、ポゼッションだけ増えて波状攻撃とはいかない。山形辰はパスミスが結構あったな。ただ、横浜のDFラインの前に送ったパスには佐伯に飛び込んで欲しかったけど。つくづく、佐伯は自分のリズムでしかプレーできないのな。自分を天才だとでも勘違いしてるんだろうかね。布部も打つべきところで打たず、時間をかけて欲しいところでむやみに打つってプレーがあった。薮田は前半終了間際、カウンターを仕掛けられる場面で素直に前線に送るべきところを何故かこねくり回して自滅したプレーがあった。あれで減点1。
後半開始から久々に古賀誠史投入。アレックスとのパス交換とか精度の高いパスとか、ゾクゾクした。が、点には繋がらなかった。攻めてるとはいえ、アビスパの選手はゴールすることを恐れてるんじゃないかって思うようなプレーの連続だったな。飯尾のクロス、難しかったかもしれないけど布部には合わせて欲しかった。そして、後半まだ20分以上残ってる段階でバロン投入。思わず天を仰いだ。
直接の因果関係を求めるべきでもないんだろうけど、2点目はバロン投入後、福岡が一方的に攻めながら点が取れない中で横浜FMがワンチャンスをものにしてゴール。坂田が柳楽の股を抜いてゴールに迫った時点でおいおいおいって感じだったけど、角度のまったく無いところからニアをぶち抜かれるとは思わなかった。これも代表戦じゃ見られない。この失点は柳楽の対応が拙すぎた。あの場面で股抜かれちゃいかんよ。そして、3点目は2点目の混乱覚めやらぬ中でドゥトラ?のクロスをダイレクトで山瀬があわせて勝負あり。
その後、相変わらず福岡の方がボールを持ってはいるんだけど、攻めは単調で簡単に跳ね返される。バロンはなんでサイドに流れるんだろな。足元が上手いわけでもないのに。自分の高さを分かってないのか? 競り合うのが面倒なのか? 監督はどういう指示を出してんだろうな。ホベルトはいつもより積極的にミドルを狙ってたけど、やっぱり攻めに関しては限界があるのかな。イージーパスミスもあった。終了間際にようやく古賀のクロスを飯尾が決めて1点返したけど、まさに焼け石に水
というか、アビスパは誰をとってもイージーパスミス、トラップミスが多すぎる。そういうディテールを詰められないとJ1じゃ厳しいって分かってるはずなのに、一向に改善されない。セットプレーの弱さが改善されないのも同じ。それでも何とか希望の持てるチームを作ってたんだから、松田前監督は本当に良い監督だったんだなと思う。今にして、彼があそこまで「ディシプリン」って言葉を使ってた理由が分かる。まあ比較対象が川勝なら誰でも名将になってしまうのかもしれないけど、それはおいとく。川勝は本当にS級ライセンスの保持者なんだろうか。もしそれが本当だとしたら、彼はわざとアビスパをJ2に落とそうと考えてるとしか思えない。

次節:vs C大阪@博多の森

今まで「ここを落としたらヤバイ」って試合をことごとく落としてるのが川勝福岡。それでも降格レースのライバルが一緒にこけてくれたから何とか数字上は残留の可能性が見える展開だけど、一週間後は本当に天王山。「ここを落としたら最後」の試合。
はっきり言って勝てるとは思えないが勝ってもらいたい。としか言い様がない。
気分的には去年の日本シリーズでロッテに3連敗くらった直後のような。あの時は「ここから逆転優勝しちゃったら、こんな最高なことはねーよな」とか開き直れた。今は「ここから16位に浮上できたら(以下略」な気分。開き直れてはいない。
本音を言えば、今年の結果云々より、来季以降が気になる。