リアルムーンライトマイルな話2つ

最近中印のおかげで宇宙の話題に事欠かない感じ。
中国軍幹部のお話。短い記事なんで全文引用。
産経ニュース

スイス・ダボスでの世界経済フォーラムに出席している中国軍事科学院世界軍事研究部第2研究室の姚雲竹主任(上級大佐)は25日、中国が衛星攻撃兵器(ASAT)の実射実験に成功したことを踏まえ、「われわれの時代に宇宙空間は軍事化されると予測している」とコメントした。

 中国軍の現役幹部が実験に公式言及したのはこれが初めて。姚主任は「宇宙での超大国は一つではない」と暗に米国を牽制(けんせい)した。(ダボス AP)

(2007/01/28 00:10)

宇宙空間まで軍事化なんてのはお話の中だけでお腹一杯。
もう一つ。
朝鮮日報 - 「21世紀の戦場」宇宙に走る緊張(下)

米時事週刊誌『ニューズウィーク』は28日、「30年余り沈静化していた“月競争”が再び始まった」と報じた。まず、ロシアの「復活」が目を引いている。2010年には5つのロボット型探査船を月に送り、12年までには月に研究基地を建設する計画を立て、伝統的に米国の先を行くロケット推進剤分野の開発にも力を注いでいる。またロシア議会は昨年、宇宙関連予算を33%も増額した。

石油とガスのおかげだろうけど、地方の救済に使えよって感じ。国ってのは弱者救済が義務であってしかるべきだと思うんだけどな。その能力も意志もないってことか。

ところで、こうした中国とロシアの月探査の狙いは、月での「ヘリウム3」採取にある。地球にほとんど存在しないものの、月には豊富に存在するヘリウム同位元素は、核融合用のクリーン・エネルギーとして期待を集めてきた物質だ。『ニューズウィーク』は「長い間、多くの科学者らが月からヘリウム3を持ってくることを望んでいたが、(技術・費用の問題により)計画が立てられることすらなかった。だが、今や中国とロシアはその一線を越えた」と報じた。

ヘリウム3かぁ。実際に月に人を飛ばして採掘して持って帰って精製してって工程と費用を創造するだけで気が遠くなる。まあわざわざ地球まで持って帰らなくても月面で精製してエネルギー取り出してマイクロ波で送電なんてこともできるみたい。
http://www.kurasc.kyoto-u.ac.jp/plasma-group/sps/future.html
夢が広がる話。宇宙太陽発電所SPSなんてのは実際どこまで研究が進んでるんだろ。