プロフェッショナル・宮崎駿スペシャル

何となく見てたんだけど、ぶっちゃけトーク全開で非常に面白かった。以下見ながら書いてたメモから箇条書き。彼の発言は大体の記憶に基づいてますが正確ではないのでご容赦を。

  • ストーリーを考えて絵を描き始めるのではなく、絵を描いてからストーリーを膨らませるってとこは、ストーリーがgdgdになる理由の一端というか全てを知った気がする。
  • グラサンにエプロンって姿が渋すぎる。というかポルコ・ロッソ。
  • 新作について、「舞台は海。海を書くのは面倒。嵐とか」と言ってて、ゲドへの皮肉かと思った。ゲド戦記ってやたら迫力のない嵐の海から物語が始まるんだよね。
  • 「命は大事とか。だったら言葉を書けばいい。テーマを簡単に抜き出せるのはいかがわしい」。笑った。
  • 「十分に名声を得ているのになんでまだ映画を作るのか」という問いに対して、「名声は幻影。それによって自分が存在している。かつて自分が何を作ったのかはどうでもいい。今が大事」という答え。
  • また飛び出した「これで最後」宣言。直後に「意味無いな」と撤回してて笑った。
  • 番組の途中で番宣挟みやがった。NHKは何を考えてる?
  • ゲド戦記の試写会で1時間見た後で一旦退席した時の発言。「気持ちで映画を作っちゃいけない。3時間ぐらい座ってた気がする」。見終わった後の発言。「大人になってない。それだけ」。
  • 「理想のある現実主義者でいたい」といった発言があって、「映画はこの1本で世の中を変えようと思って作る。変えられないけど」という発言もあったんだけど、これって理想のある現実主義者そのものだよな、と。
  • 普段は「不機嫌でいたいが、それじゃいかんと思うから笑顔」らしい。いざ、制作が始まった時の眼光は鋭いかった。というか鋭すぎ。ありゃ誰も逆らえん。
  • 最後まで見たけど、とにかく格好良い爺さんだなという印象。でも、新作は未だに面白そうと思えない。でも、公開されたら見に行く自分がいるはず。