ashes and snow見てきた

Gregory Colbert – In the beginning of time, the skies were filled with flying elephants
映像作品は見たこともないような絵の連続で、期待通りに面白かった。怪しげな宗教儀式みたいな風景やら、チーター・リンクス・クジラといった動物たちと戯れる人々やら諸々。それについては純粋に素晴らしいなという印象。全編セピア色&スロー映像&エスニックなBGMで統一されてて、神聖とか荘厳とかそういった雰囲気を感じた。
一方で、全編が同じトーンで統一されてるせいで味気なくも感じたり。一切手を加えずに撮った映像なら部分部分だけでもそのまま流せばいいのに、何だって妙な加工するのかね。何がしかの意図があるんだろうけど、元の色で見たかった。被写体になった人と撮影者たちだけが本当の映像を見てるのだな…とか思うと途中から半分感心しつつ半分むかついてるようなそんな心境に。
あと、炎天下で30分ほど並んだ後に空調なしトイレなしの空間で水も飲まずに短編2本+長編1本見続けるのは中々に苦行。まあ移動美術館だからして空調・トイレは仕方ないかもしれんのだけど。映像作品が何分ありますよとかそういう注意書きぐらいあってもよかったよな。後ろの骨組みにもたれ掛かって見てたけど、立ったままなのはきつかった。会場はなんで十分な椅子を用意しないのか。または客に座るように案内しないのか。または入場制限かけないのか謎。まあ謎でもなんでもないけど。