宮澤喜一

歴史を感じる。Wikipediaの記述を信じれば、サンフランシスコ講和会議に出席して存命だった最後の一人が亡くなったということになる。若い頃の彼がいかに優秀だったかということの証左かな。首相になって以降は、英語が達者な人という程度のイメージしかない。まあ基本的には1人で印象的なことが出来るポジションではないということかもしれないけど。
暫く前に『その時歴史が動いた』だったか、白洲次郎の特集でインタビュー受けてる姿を見て、随分やつれたもんだなぁと思った。そういえば、ここ最近は『時事放談』にも姿を見せてなかったな。ということを訃報に接してから思った。
老衰か。ぼけることもなく。病に苦しむこともなく。誰に迷惑をかけるわけでもなく。一番幸せな死に方かもな。