東北・北海道旅行記:1日目

新潟駅ではとりあえず、1時間ほど時間があったので、駅舎を見に外に出たり入ったりお土産を軽く調達したり。寝過ごしてしまったら元も子もないんで、どこかでうずくまるとかそういう発想は無かったなぁ。

新潟6:01→新発田6:36

新潟駅では曇ってて、晴れないかなと思ったら段々雨に。

新発田6:44→酒田9:30

雨が遠方ではかなり強く降ってたらしく、その影響で電車の到着がちょっと遅れたんで、その間に軽く食糧調達と駅舎撮影。そして駅に到着する電車を撮影しようとのん気に構えてたら、編成が短くなってて慌てて追いかける羽目になったな。いざ電車に乗っても、大雨の影響とかで1駅,2駅過ぎるまでは徐行運転。その後は快調に飛ばしてくれた。そういえば、普通列車の車両にトイレがついてなかったらどうしようかと思ってたんだけど、東北以北の列車にはすべてトイレが設置されてて非常に有難かった。物理的にも精神的にも。

酒田9:38→秋田11:31

乗り換えに失敗したら嫌だなとか思ったものの、到着を待っててくれて良かった。まあその分この駅ではホームを移動する時間しかなかったのが残念と言えば残念だけど。そして、天気はこの区間でも回復せずに曇天時々雨といった状況。曇り空の下の日本海を見て、やっぱ日本海ってのは荒れててナンボですよね〜とか誰にとも無く心の中で語りかけてた。

秋田にて

駅の観光案内所で近場の温泉の場所を聞いて徒歩で向かう。途中にロッカーでもあれば荷物置いとこうかなと思ってたけど、案内所から真っ直ぐ駅を出たらロッカーが無かったんで要注意。20分ほど歩いて案内されたホテルに併設されたお風呂へ。名前を失念してしまって、やはり鉄は熱いうちに撃てってことだなと。始まったばかりの旅立ったけど、いいリフレッシュになったな。
帰りも同じルートを歩くのは正直疲れそうでいやだったんで、大通りに出てタクシーでも拾おう…なんて思いながら歩いてたらバス停を見つけ、しかもちょうどバスが来るとこという幸運に恵まれて秋田駅へ戻る。駅ではお土産を物色。そして、次の行程で乗るリゾートしらかみとご対面。素敵な車両にほれ込む。そういえば何も食べてなかったなってことを思い出して、駅弁を購入。秋田を後にする。

秋田14:10→木造17:34(リゾートしらかみ

秋田を出て暫くして街を抜けると、自分の思い描くそれらしく、水田が遠くまで広がってた。 そして東能代駅で方向転換。ここで最後列だった自分の乗ってた車両が最前列に。有難いことよ。隣の能代駅ではホームにバスケットのゴールが据えられていて、流石って感じだったな。ホームにいた高校生が、この駅にいるってだけでバスケ上手そうに見えた。
その後は、きっとこの行程の半分以上を占めてたであろう海岸線を眺めるラインを電車が走る走る。この辺りまで来ると、空も晴れ渡ってて、海も穏やかで本当に気持ちよかった。見所ではスピードを緩めてくれて有難かったな。記念撮影も手伝ったけど、慣れないデジカメで余り上手く撮影できなかったような。
それから「リゾートしらかみ」なんて名前だけど、白神山地の中で特にシンボルがあるわけでもないから、あの山がその一部なのかなとか適当に想像をめぐらせてた。紅葉の時期はもっと山に変化があるんだろうか。海も夏と冬とではまったく違うだろうし、沈む夕陽も見たいし、また乗ってみたいな。
そして多少迷いはあったものの、当初の予定通り木造駅で下車。

木造駅にて

駅と一体化した巨大な遮光器土偶

写真で見知ってはいたけど、実物を見るとここまで圧倒的なのかと、その大きさに驚いた。と、ここでデジカメやら携帯やらの電池が切れかけてたんで、駅員さんに充電できないかと頼んだらOKしてくださった。ありがとう。それと、自力で自分と土偶を一緒に収めようとトライしたものの上手くいかず、駅の前にいた高校生らしき子らに記念撮影を頼んだらOKしてくださった。ありがとう。

木造18:36→弘前19:44

木造を出た辺りから段々暗くなってきた。隣駅の五所川原では津軽鉄道の車両が見えて、そちらに乗りたくもあったな。金木駅から約7km、奇妙な形をした巨樹があるらしい。乗ってる途中で腹に不安を覚えトイレを利用。改めてその有難さを知る。

弘前20:01→青森20:44

弘前駅発車メロディー津軽三味線だった。この区間では久しぶり、正確には8時間半ぶりに横掛けの椅子に座る。

青森にて

上野を出ること21時間ほど。ようやくにして到着した青森は中々に感慨深いものがあった。とりあえず「はまなす」の出るホームを見に行ったら既に北海道へ渡るお客さんが列を成してた。自分もとりあえずホームに荷物を置いて駅舎撮影と食品確保。戻ってみれば、結局ホーム内のキヨスクの方が駅を出て左手のコンビニより駅らしいものが売っててちょっと失敗した気分。
そして「はまなす」がホームに。その日はエゾロックが既に開催されてたからか、戦場というほどではなく普通に座れた。中には上手く乗れなかった人もいたようだけど。

青森22:45→札幌6:07

席の硬さと、車内の寒さが相まってなかなか眠れなかった。寒さには参ったな、本当に。途中函館駅で目が覚めてドアに近づいたら非常に寒くて、これが北海道かと驚いた。
そして何時間寝れたのか分からないけど札幌到着。上野を出て実に31時間。無駄に尋常じゃない達成感で体が満たされた。31時間。飛行機ならブラジルに渡れるんじゃなかろうか。知らないけど。