種子島・鹿児島・宮崎旅行記:5日目

朝起きてもどこに行くか決めてなかったんだけど、とりあえず宿から近いらしいということで、宮崎県庁へ。東国原知事のハリボテが置いてたので守衛さんに頼んで記念撮影。朝早かったからかほかのお客さんは2,3人だった。その足で宮崎駅へ。電車に乗ってバスターミナルのある南宮崎駅へ向かう。

綾へ

高千穂鉄道が通ってたら一も二もなく高千穂に行ってたんだろうけど、西都原古墳と悩んだ末に綾へ。日本最後の照葉樹林地帯ということで昔から興味を持っていた。
綾へはバスで1時間ほど。当然トイレがあるはずもなく、この旅路で唯一腹具合に不安を感じたのが綾への往復だった。

綾にて

観光センターで自転車を借り、照葉樹林地帯へ向かう。早い人は1時間くらいで往復したなんて話でハッパをかけられたけど、とりあえず普通に進む。途中で雨が降ってきたけど、屋久島用に備えていたレインコートが役に立ってくれた。多謝。
道中は最初は平坦な道が延々と続く。ままちゃりで普段自分が乗る自転車と違うせいかかなり走りにくかったんだが、それにもめげずゴールのかつて日本一だったつり橋へと向かう。途中から山道になって今度は延々と上り坂。周りの山はすでに緑が深くなっていて、なるほどこれが綾の樹林なのだなそれじゃ帰ろうかなんて思ったりもしたけど、気合いと意地だけで自転車をこぎ続け、自転車をこぐ力が尽きたら自転車を押して山道を登った。そしてこの角を曲がって何も見えなかったら帰ってやるぞ…と思ったところでついに吊橋が視界に。もう一息と、さらに自分に鞭を入れて坂道を昇り、吊橋の真下にきたところでもういいかな? なんて思ったりもしたけど何言ってんだ自分ということでさらに以下略なんとかゴール地点のつり橋入口に到着。ほかのお客さんの方々や店の人に変な眼で見られたけど、そりゃそうでしょうね。

吊橋前の店で購入したアイスに舌鼓を打った後で、今度は吊橋を渡った。本来軽い高所恐怖症なんだけど、ここまできたら渡らないわけにはいかないでしょうってことでつり橋を渡って反対側へ。雲の流れが速く、晴れと曇りが目の前で移り変わる壮大な景色だった。そして当然下は遠いし。対岸では樹林の中を20分ほどで歩くコースがあったんだけど、疲れもあったし何よりスズメバチ注意なんて張り紙があったんで、襲われたらたまらんとさっさと退散。そして戻る途中、吊橋の下に虹がかかってるのが見えて大興奮。虹を上から見る経験なんて初めてだった。此岸にもどって綾の動物なんかを展示した施設をちょっと覗いたあとは帰り。吊橋入口のモニュメントで自転車と一緒に記念撮影してたら車に乗って通り過ぎる人がすごい目でこっちを見てた。ちょっと優越感。
そして今度は坂道を下る下る。行きの苦労がすべて報われる爽快さ。テンション上げ上げでまたもや気づいたら叫んでました。。。のもつかの間、平坦な道に戻ったあたりで土砂降りの雨に遭遇。さらに雷も近くに落ちる音がして正直軽く怖さも感じました。
無事観光センターに戻って自転車を返し、近くの売店でタオルを買って頭をふきふき。落ち着くと腹が減ってたんで何気なく近くの店に入ったんだけどこれが正解。地鶏丼は美味でした。そして宮崎へバスで帰還。復路はよく寝れました。

再びの鹿児島

翌日鹿児島発の便を予約していたので宮崎に別れを告げ鹿児島へ戻る。今度は特急で帰ったわけだけども、早いの何の。鈍行に比べればあっという間に鹿児島着。宿は取ってなかったんで、11日に泊まったホテルガストフへ。首尾よく開いてたんでちょっと休憩した後は夜の街へ。といってもただ晩飯を食べるだけ。うろうろしてたら目に入った「とめ手羽」なる店にピットイン。
http://www.tometeba.jp/yamanokuchi.htm
黒豚のしゃぶしゃぶは大変美味でした。今のところ九州でしか展開してないようだけど、近い将来東京にも来そうですね。
晩御飯の後は天文館をぶらりぶらり。その名のごとく、そこかしこに星座の意匠がこらされていておのぼりさんのごとくというか文字通りのおのぼりさん状態できょろきょろしながら歩いてました。そして、その後はホテルに戻って就寝。。。の前にテレビをつけるとBSでEL&Pの映像を流しててしばらく見入ってました。そして就寝。