与謝野官房長官の会見が風流

与謝野官房長官が21日、週明けの内閣総辞職を前に最後の定例記者会見をした。歌人の鉄幹、晶子を祖父母に持ち、教養人としても知られる与謝野氏だけに、記者会見では、政局を語るにも、囲碁から音楽まで幅広い話題を織り交ぜてきた。隙(すき)のない答弁ぶりが目立った前任の塩崎恭久氏に比べ、応答要領にとらわれぬ当意即妙な答えで記者団をけむに巻いた。

http://www.asahi.com/politics/update/0921/TKY200709210334.html

ウェブの記事には無いけど、今朝の朝日新聞朝刊に載ってた与謝野語録を見てちょっと感銘を受けた。今まで気にも留めなかったけど、さすが歌人の孫ってとこか。中々味のある人選だったんだな。
2chにその語録がちょっと載ってた。さすが。

(「身体検査の責任は誰にあるのか」との問いに)
「お医者さんではないでしょうか」

「残念ながら、問責の法的効果については存じ上げない」

「現場から離れた方が改革のエンジンはもはやないと酷評しているが、小泉さんが引いた改革という機関車は相変わらず力強くレールの上を走っている。騒音が聞けないと改革が進んでいないと思う方がいたら、改革について無音化が進んだと思っていただきたい」

憲法を起草した人たちは衆院参院の意思が二分されることを十分予測して書いたに 違いない。普通のこととして使ってよろしいという規定だと思う」

(「小泉前首相に期待する役割は」との問いに)
「小泉さんは本会議も毎回来ておられるし、すでに表に出ておられるだろうと私は思いますが。小泉純一郎さんのことを聞いておられるんですよね?」

(「さきの参議院選挙の結果が直近の国民の意思表示だ」に対し)
「畳と議員は新しい方がいいということわざは聞いたことがない」

(テロ特措法を期限内に延長できなかった場合の対応について)
「音楽でもワンテンポ休んでまた音楽続くことがあるので、それでも1曲だっていうことです」

http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1188310005/50

本人の健康状態が良好で、安倍政権が続けば語録ももっと膨らんでいったんだろうが、今さらながら惜しい。まあ死んだ子の歳を数えるようなことを言っても仕方ないか。福田政権でまさかの留任…はないだろうな。