近海マグロ船から失踪する外国人船員が多いと言う話

パスポートなどの事前の書面審査だけで上陸できる「マルシップ方式」が2003年、近海マグロ船にも導入されたことに伴う事態で、同年から15日までの失跡者は112人に上る。多くは日本国内に不法残留し、就労しているとみられる。国土交通省は「想定外の事態」として調査を始める一方、同方式による近海マグロ船の追加申請の自粛を漁業団体に指導した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071016i401.htm

何日か前にこのニュースを見たときは大変だねぇとか思ってたけど、今日これに関するニュースを改めて見て、驚いた。インドネシアから来たという船員曰く「月給が3万5000円」。1回の漁でとかじゃなく、月給が35,000円。この記事にも「多くの船では外国人船員に1人あたり月4万円前後を支払っているが」とあるけど、そんな低賃金で重労働って奴隷労働と言っても差し支えないんじゃないか?衣食住が確保されてるとしても、これじゃ逃げて当たり前だって。回転寿司やら何やらで安価なマグロを口に出来るのかってことについて、乱獲だけが原因かと思ってたけど、彼らの低賃金も理由の一端なんだろうな。まあ関係ないとしても、せめて生活保護並みの賃金は払ってしかるべきだと思うぞ。船主がなんてのは無理な話だろうから、行政で何とか出来ないのかねって思うけど、まあそんな余裕どこにも無いのか。