不屈の人

現地時間16日、自動車事故に巻き込まれて左腕を切断した元パラグアイ代表FWフリオ・ゴンサレス(26)が、約2年ぶりに戦線復帰を果たす見込みとなった。ロイター通信が報じている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071117-00000083-ism-spo

失礼ながら、この選手のことは知らなかった。
YouTube
映像の投稿は今年の2月末。トレーニング風景を見ると問題なく動けてるみたいだけど*1、実戦復帰ってのは、また一段ハードルが違うってことなんだろうな。

ゴンサレスはまた、「人々が、僕の送りたいメッセージを受け取ってくれるといいな。障壁を克服すると決意すれば、誰でもゴールできるんだってね」と続け、苦難を乗り越えてきたこれまでを振り返るように、想いのたけを語っていた。

良いこと言いますな。こういう人が言うと説得力が違うな。

ダリオ・シルバのこと

を思い出した。Wikipediaに術後の記述が。

術後ダリオは驚異的な回復を見せ、事故からたった10日余りで退院。選手生命を絶たれたことで精神的打撃に打ちひしがれる様子はほとんどなく、退院直後から各報道機関のインタビューを通して健在ぶりを示した。
(中略)
また別のインタビューでは、ボート競技の練習を始めており、選手として2012年ロンドンオリンピック出場を目指す意向を明らかにしている。

この前向きさは何に由来するんだろうか。本当に五輪に出てきたら泣くな*2。北京じゃなくロンドンって辺りに現実味を感じる。
http://www.soccer.com/blog/2006/12/silva_wont_let_circumstances_r.blog
北京のことを完全に諦めたわけでもないらしい。感歎を通り越して笑えてくるな。両足切断から復帰したザナルディといい、なんでこういう類の人たちは諦めることを知らないんだろうね。

*1:ていう時点で凄い

*2:日本のテレビで見られる可能性は少なそうだが