『スタジオジブリ・レイアウト展』

見てきたよ。
スタジオジブリ・レイアウト展
作品ごとに色がつく前の背景や人物の線画がズラーッと並んでるんだけど*1、それだけ繋いでも十分作品として通じそうなほど一つ一つの絵(レイアウト)が素晴らしかったですよ。
その絵にキャラの動きが指定されてたり、走り書きがあったり。カメラがパンする場面では何枚も紙を繋いで大きな一枚の絵を描いてたり。映画が生まれる制作現場の息遣いが感じられるようで楽しかったな。
中には映画本編より迫力が感じられる絵もあって、トルメキアの戦艦を狙うアスベルの目つきは殺意でぞっとするほどだったし、今にも死にそうな節子の目とか見てるとそれだけで目頭が熱くなってくるぐらいだった。
ラピュタのラスト、絡まった根っこにタイガーモスの子機が挟まってる場面のレイアウトには「根っこのすき間てきとうによろしく 一寸かき込みすぎ」という走り書きが。さすがに自覚はあるんだなって吹いてしまいましたよ。
とまあそんな感じで、基本的には絵が並んでるだけなので、ジブリファン以外の人が行って楽しめるかは微妙だけど、ジブリの映画ひとつでも見てたり、ハイジや未来少年コナンや名探偵ホームズを見てたって人には色々と発見があって楽しめるんじゃないかって内容になってました。
展示の最後には撮影可能なコーナーがあったのだけど、自分はカメラをロッカーに預けてしまってたので撮影できず。とりあえず会期中にもう1回行っとくかって感じです。

*1:魔女の宅急便は一枚しかなかった。