日帰り大涌谷

今回は珍しく二人旅。新宿からロマンスカーで箱根へ。
と思ったら前日の時点で既に乗りたい時間帯の指定席が売り切れ。仕方ないんで新宿から10時発の湘南新宿ラインで小田原まで行って乗り換えるルートに変更。
と思ったら当日、どうもそれには間に合わないぞということで、家からより近い恵比寿に移動。地下鉄からJR駅に出て電光掲示板を見ると、次の列車が10時22分発の逗子行き。これはおかしいということで、連絡を取り合いつつ慌てて山手線に飛び乗って大崎まで移動。しっかり新宿から乗ってきた友人と合流できた。それから先は荒天や変な事故もなく無事小田原へ。そして小田原からは小田急箱根登山線で箱根湯本。さらに箱根登山電車に乗り換えて強羅へ一直線。こうして電車で移動すると、改めて箱根駅伝でたすきをつないでる連中の凄さが実感できる。

強羅

ケーブルカーに物凄い行列が出来てたこともあって、とりあえず昼飯を食べようと思ったのだけど、意外と店が少ない。駅を出て正面の踏切を左に曲がって坂道をまっすぐ上った先のそば・うどん屋にピットイン。厨房はともかく客の対応をする人が1人で中々大変だったけど、味はしっかりしてた。久しぶりに美味いうどんを食べたな。
昼飯を終えて

大涌谷

強羅からケーブルカーとロープウェーを乗り継いで移動。
ロープウェーの車窓01
ロープウェーからの景色は中々のものだった。というか高所が苦手なので若干足がすくむ。

大涌谷

無事ロープウェーを降りると、それまでも肌寒くあったのだけど、山の上まで来たこともあって段違いに寒かった。日陰で風が吹いてると骨の髄から凍るような寒さ。冬山登山する連中ってのはどうなってるんだろうかね。
なんて会話しつつビュースポットまで移動。そして見えた景色。
大涌谷の風景

あれ、富士山は?
大涌谷の風景02
と思ったら見事な雲の中/(^o^)\
雲が無かったら見事な富士山が見えるんだろうなと想像はできたけど、まあ何ともさびしいことで。
それから暫くその場に留まって、1個食べれば寿命が7年伸びるとかいう黒卵を頬張ったり土産物屋を冷やかしたりしつつ雲がどくのを待ってたのだけど*1、一向に改善の兆しは見られず。そうこうするうちにロープウェーの終了時間が迫って来たので泣く泣く撤退。ふもとで温泉に浸かって帰ることに。

箱根湯本

温泉行きのバスを待つ間、山際から顔を出す月を撮影。見事な満月だった。

月の出

天山湯治郷

箱根湯本の観光案内所で、幾つかの候補から友人の強力なプッシュもあって天山に決定。良さそうな場所だねと思いつつ話を聞いてたんだけど、パンフレットを見たら以前行った記憶がよみがえって来た。行ったことは覚えてたけど、場所の名前は失念してたらしい。うーむ。
天山湯治郷
それはさておきバスで移動すると、入り口にはマイカーの人たちの長い行列が。何となく申し訳ない気分になりつつも、その横をスーッと通り抜けて建物の前で降車。

魂の洗濯

とは良く言ったもので、温泉に浸かると暖かさが全身に染みわたって、日常生活の中で降り積もった疲れが一瞬で吹き飛ぶ。シャワーや家のバスタブじゃ取りきれない澱が取り去られて体が軽くなるのを実感できる。山の上で全身着込んでもきつかった寒さすら心地よく感じるから不思議だ。
温泉から上がると、しばらく休憩室でまったり。油断してると一瞬のうちに眠らされてしまいそうな心地よさが危険。ほどなくして帰りのバスの時間が迫って来たので温泉を後に。次は朝から来て一日居ても良いな。

ロマンスカー

箱根湯本から新宿へ一直線。20時20分発と時間が遅かったこともあって、予約いらず。車内で駅弁を食べたかったけど、もう遅かったこともあって売り切れ。何となくお茶とイカのつまみを買って電車に。一方友人はビールと竹輪。どちらが正解と言えば間違いなく後者で、何口かもらったビールが甘露と呼びたくなるような美味しさだった。こりゃ俺も飲まねばってことで車内の自販機に走ったらノンアルコールだけ。冷蔵庫にはビールが見えてただけにちょっと涙目。
その後は色々話してたような気もするけど、温泉の気持ちよさ+ロマンスカーの乗り心地+ビールにいざなわれる眠気に勝てるはずもなく眠りに。
そして新宿で別れそれぞれ帰路へ。富士山の上にかかってた雲以外はほぼ完ぺきな一日だった。

*1:土産物屋で見た富士山の写真集は見事だった。