はやぶさ・富士:最後の夜

最後にどこで見送るか色々考えたけど、まずは東京駅へ。5時前に着くと、10番ホームは既に老若男女入り乱れる黒山の人だかり。新幹線の20番ホームにも多くの人が待ち構えていた。
何とか10番ホームの点字ブロックに沿って出来た行列に入って、待つこと数十分。入線するはやぶさ・富士を撮影。次いで9番ホームに移って、入れ替えのために有楽町側へ移動するEF6653を撮影。さらに、おそらく東京駅で拝めるのは最後となるであろう富士のテールマークをしっかりと見た後、喧騒の場を抜けて、落ち着いて見送るために浜松町駅*1
明かりが少なく撮影に適さないこともあってか、そこはいつもより多少人数が多かったものの、少数の人が見守るだけだった。
そしていよいよ東京を出発してやってきたはやぶさ・富士は、暗闇の中でなお青い車体にビルの光を反射させながら、最後の夜を遥か西の熊本・大分へと駆け抜けて行った。

*1:山手線・京浜東北線東海道線・新幹線と多数の路線が行き来する区間だけど、不思議とあまり致命的にかぶられたことはない。ただし12時台の500系新幹線は高確率でかぶられる