一瞬と永遠

あらゆる一瞬は、それが始まりから終わりに至るまでのすべての時間においてただその一瞬のみに存在するが故に、永遠性を内包しています。きょう、ぼくの目に映る光景はいつもどおりの日常です。蟻が這い、マンホールが鈍く光り、葉の上では蛾の幼虫が食事をし、緑の落ち葉が見えない風の動きを教えてくれます。それでも、その光景の向こうにある永遠をぼくは知っています。

http://d.hatena.ne.jp/cloud_leaf/20090417/1239947737

cloud_leafさんのエントリを読んで、α200を手にして間もない頃、自分にとって写真とは何だろうかということを自問してみたのを思い出した。
その時浮かんできたのが、「一瞬を永遠に引き延ばし、永遠を一瞬に圧縮する」という言葉。
永遠の中で自分が目にした一瞬を刻み、その一瞬をもって永遠とする…*1。「一瞬と永遠」というのはどこかで目にした言葉なのかもしれないけど、とりあえず1年前も今も気に入ってる解。
早朝

早朝の淡い光射す凪いだ海。
その静謐な広がりを見た瞬間、永遠を感じた。

*1:改めて考えてみると、一瞬と永遠というのは対立項のようだけど、その実、極めて似たような性質を持ってるのかな?