『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

2年近く待ったかいのある出来だった。
「序」はテレビ版ダイジェスト的な内容で次回予告の印象が強く残ったけど、今回はテレビ版の要素を残しつつも巧みに換骨奪胎されて、えらく密度の濃い作品に仕上がってた。
以下ネタバレ的雑感。

  • とにかくラストのシンジが熱かった。少年漫画の王道的熱さ。どう見ても天元突破してたな。
  • レイはテレビ版2人目よりさらに人間味が出てて良い感じ。表面だけ見ると序といい、2人の恋話っぽい。
  • アスカは微妙に当て馬っぽくなってた気が。バルディエル戦でもう少し描写が欲しかった。Qに期待…したいけど、前回の映画みたいなことにはならんで欲しいもんだ。
  • トウジは結局エヴァに乗らずに済んで、妹も退院出来て万々歳だな。委員長もケンスケも余計な傷を負わずに済んで良かった。
  • カヲル君の「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」ってのは字面通りに受け取るべきじゃないんだろうけど*1ゾクッとくる。ハッピーエンドはあり得るんだろうか。
  • 新登場のマリは色々と見せ場があったけど結局謎の存在。Qではもっと掘り下げられるんだろうか。
  • どうでもいいけどゲンドウと冬月先生の月周回旅行が羨ましい。とはいえ月面着陸できないって寂しいだろうなほんと。
  • 急改めQが待ち遠しいけど、この質で仕上がるならもう2年待つ。

*1:ロンギヌス?の槍で突き刺してるし