土合駅に行ってきた

安く済ませるため高崎のネカフェで一泊してから出発。
始発から2番目の上越線に乗ってまずは水上駅へ。直通列車は無いので、水上で接続する列車に乗り換えて長岡方面へ向かう。
水上駅

水上から暫くは山間の風景が続くけど、同じくトンネル駅の湯檜曽到着寸前からトンネルが続いて土合駅に到着。
谷川岳登山に向かうと思しき人たちや、同じく土合駅見物の人たちがわらわらと降車。
土合下車風景

地下深いこともあってか、ホームはかなり肌寒かった。体感では地上より10度くらい低く感じた。18度くらい?
土合ホーム

ひとしきりホームを見物した後はいよいよ地上へ。そこに立ちはだかるのが一直線に伸びるこの階段。
土合階段01

上の方に光があるのが分かるけど、遠すぎて距離感がつかめない。身も蓋も無い長さに笑ってしまった。
とりあえず昇り始めてみると5段ごとに踊り場があって、一段一段はそれほど高くないのでサクサク進むんだけど、それにしても長い。100段はもちろん、200段ほど昇ってもまだゴールとの距離感がつかめない。300段ほど進むと空気の質が変わって、ゴールの輪郭が分かる。400段に達するとあともう一息と思うんだけど、ここからがちょっと気が急いて長く感じてしまった。そしてようやく太陽の光が届く場所へ。ようやく地上駅舎に着いたと思って通路を歩くとこんな注意書きが。
エール

一瞬あと143m昇るのかと思って立ちくらみしたけど、距離にして143mということだった。
そしてゴール。この数字を見た時は達成感に包まれた。
486段

とりあえず外に出てみると、駅の敷地でキャンプをしてる人たちが。そういうスペースになってるんだろうかね。
土合駅

土合駅遠景

道路に出て左手に徒歩2分ほど、ドライブインへ。レストランも併設されてたけど、特に空腹を感じてなかったので、おやつ用にどら焼きだけ購入。駅に戻って、今度は駅舎を見物。
最初は気づかなかったけど、虫たちの楽園といった風情でいたるところに虫がいた。どこからともなく蜂のような羽音が、ベンチには手のひらほどもある蛾が、扉にはキリギリスが、梁にはクモが。そのクモが巣を貼ってるわけでもないのに近くにいた蛾or蝶にちょっかいを出して逃げられてた。楽園にも弱肉強食はあるんだなぁ頑張れよと思いつつ駅舎内を抜けて上りのホームに出るとそこは鄙びた空気。
水上方面

長岡方面

特急や貨物列車が通過するわけでもなく、鳥のさえずりと外の通りを走る車の音だけが響いてひたすら緩かった。
そうしてぼけーっとしてると次に新潟方面へ向かう列車の時間が迫って来たので、再び地下のホームへ。
最上段から見下ろすと、これまた地下が遠い。何段か飛ばして駆け下りたくなるところだけど、地下水が漏れ出してるのか足元が滑る所もあるので一歩一歩しっかり進まないと危険。
土合階段03

階段の途中にあったこの扉がどこに通じてるのか気になる。
扉

そうして階段を下ることやはり10分ほどで下り線ホームに到着。
間もなくやってきた下り列車に乗り込んで土合駅を後に。
鉄猛者&入線
疲れるけど楽しい駅でござった。