『宇宙へ。』

前から気になってたけど、公開から2日は500円ってこともあって見てきた。
ありがとうIHIさん。

ディープ・ブルー』『アース』で壮大な自然をとらえたイギリスBBCが、NASA50年の歴史を探るドキュメンタリー。NASAに眠るオリジナル・ネガフィルムを史上初めてひも解き、息をのむほどの宇宙の美しさとともに、宇宙開発にともなう挫折や苦難、そして成功をドラマチックに映し出す。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id334164/

NASA50年ってとこがポイントで、スペース・レースのライバルたるソ連のソの字も出てこない。この映画と対になるソ連版も用意されてるんですよね?と宙に問いかけながら鑑賞。惑星探査の話が出るわけでもなく、ただひたすらアメリカの有人宇宙開発の歴史を淡々となぞっていくドキュメンタリーでちょっと眠くなってしまった*1
と、なんだか文句だらけになってしまったけど、何だかんだでアポロ11号の月面着陸とか、マッカンドレス飛行士のロープレス宇宙遊泳とか、ハッブルの捉えた画像とか、ちらっと出てくる野口さんとか、何より地球そのものとか、否が応でも引き込まれざるをえないような映像は多々あったんで為念。
そして、チャレンジャーとコロンビアの2つの事故は胸が締め付けられる思いが。フィルムの中で生きてるクルーを見て、それ乗っちゃだめなんだよ戻ってきなよとか呼びかけたくなった。特に前者に関しては明確に宇宙を意識した初めての事件で、幼心に何か酷いことが起きたのかとぼんやり思った記憶がよみがえる。

ちなみに

字幕版は宮迫さんのナレーションはもちろんゴスペラーズのエンディングもなし。
字幕版と吹替版はそれぞれ好みに合わせて下調べしてからどうぞ。基本的には吹替版の方が多いようです。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tyst/id334164/

*1:まあ原題は『ROCKET MEN』なんで、そういう意味では正しい内容なんだけど。ちょっと邦題に釣りが入ってるような。それにしても関係者のインタビューが一切ないなんて!