パット・メセニー『The Way Up』のこと

Pat Metheny Groupの「The Way Up」を購入。引越しの時に紛失してしまったため2度目の購入。パソコンに落してはいたけど、ちゃんとコンポで聞きたくなったので買いなおした。ヘッドホン(というかイヤホン)で聞くのも悪くないけど、広がりのある音で聞くとまた違った感覚が得られるな。うん。ホントいい音楽だ。4トラックに分割されてるけど1曲で66分くらい。日本版だと72分ほどか。でも全然そんな時間を感じさせない。

  • 1パート目は全体の導入で5分弱。スケールの大きさを感じさせるオープニング。これだけで1つの曲として完成されてる感じもする。
  • 2パート目の5分過ぎ、ギターを始めいろんな楽器がお互いの音を追いかけあいながら昇りつめていく感じがたまらない。裏でピコピコいってる音は何だろうか。2パート目後半のストレートなジャズ的な部分も聞いてて心地いい。ピアノやトランペットのソロも聞き応えがある。
  • 3パート目はそれまでと雰囲気が変わって落ち着いた空気で、それまで以上に即興的な感じ。中盤以降はハーモニカが主役か。このハーモニカがホントに温かみがあってたまらない。ハーモニカを聞くとジャコ思い出すな。最後はチェロなんかも入って段々盛り上がりつつ最後のパートへ。
  • 4パート目はその盛り上がりを受けて緊張感が段々高まってくる感じの始まり方。そして2パート目の途中で出てきた昇りつめてく感じのフレーズが再登場。しかも今度は声のハーモニーが加わって、昇りつめた先に天上の風景が広がっているかのような感覚。ただただ気持ち良い。そしてその余韻を引きずりつつエンディング。この曲の頭に繋がりそうなフレーズが出てくるのでまた頭から聞きたくなる。

いや、改めていい音楽だ。とは言うもののやはりライブで聞いた音には適わないかも。こないだのツアーのDVD出して欲しいな。