海苔

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000403-yom-soci
こういうニュースがあると燃やされそうで怖いんだけど、ちゃんと保守してるんだろうか。あと、本当に原生種なんだろうかとちょっと疑問だったり。誰かがここにこっそり植えたってことは無いのか? まあそんなことして得する人もいないか。
それはそうと、海苔。最近、なんとなく入った店で親子丼を頼んだら、あまり美味しくなくて、こりゃ全部食うのきついぞ〜とか思ったんだけど、上に振り掛けてあった海苔の匂いを嗅いだとたん、食欲が湧いてきて余裕で完色できた。その時ふと、何かが降りてくるかのように、海苔の素晴らしさに気付いた。いや、その時じゃないかも。それと前後していつか忘れたけど、仕事中に腹へってどうしようもない時に食べた亀田製菓の海苔ピーの美味しかったことと言ったら! サクサクしたおかきと歯ごたえのあるピーナッツの組み合わせもさることながら、おかきを巻く海苔が良いアクセントになっていて、その3者の組み合わせたるや味の黄金率というか、彦麻呂に食べさせたらうわ〜味のヤルタ会談や〜とかそんな感じ。
それにしても、おかきとピーナッツの組み合わせを最初に考えた人間は天才だね。何で一緒に食べようと思ったんだろ。で、その組み合わせで他に考えられるものと言えば、柿ピーか。でも柿ピーの場合は、おかきの辛さを強調してピーナッツのしょっぱさと合わせて突き抜けていく感じだけど、海苔ピーはおかきに海苔を巻くことによって3者すべてを包み込んだような感じ。まあ柿ピーが悪いわけじゃないけど、海苔ピーに比べると、味の調和という点で劣る。
この「調和」ってのが海苔のポイントなのかな。おにぎりやら手巻き寿司やら、ご飯と具だけで十分食べられるのに、なぜ海苔を巻くかといったら、それがただの付け合せじゃなくて必要な存在だからなんだと思う。海苔は糊に通じると言うか、まさしく糊のようにご飯と具の味という異なる2つの味をつなぎ合わせているんだろうな。そうしてつなぎ合わせることで、調和が生まれ、単体では味わえなかった味へと昇華される。。。と、ことほど左様に素晴らしい海苔が、いまいち料理界の中でポジションが低いようなのが残念でならない。イソフラボンとかアスタキサンチンとか今は何か栄養面で一芸がないとだめな風潮があるからかな。
海苔の力。元気の素。
でも、これの通りなら栄養面でも決して他の食材にひけをとらないじゃないか。やっぱあれか、黒くて四角いのがまずいのか? 形は変えられても色は変えられないものなあ…って何か頭がこんがらがってきたので海苔ピー食べつつ強制終了。