準々決勝の感想

イタリアvsウクライナは見てないので除くけど、独vs亜と仏vs伯に関しては期待値が高かっただけに失望感も大きかった。むしろけが人でフルメンバーじゃないから殆ど期待してなかった英蘭vs葡萄牙が一番面白かったかも。
展開的にもルーニーが1発レッドで退場して一方的に攻められて負けるんだろうなと思ったら、そのイングランドの方が逆に攻め込んで、何としても勝つという気迫が伝わってきたからね。目の覚めるようなパスワークとか個人技とかが無くても、ああいう魂のこもったゲームであれば見終わった直後はともかく、今はスッキリできる。まあPK戦に行く前に決着を付けて欲しかったってのが本音だけど。つーかハーグリーブスは本当に素晴らしかった。一人少なくなったあとは最前線まで上がってマイナスのパスを送ったり、C.ロナウドがドリブルで突破を図れば全力で駆け戻ったり、自分の持てる力以上のものを出し切った感じがある。FIFAのマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのも当然だな。
ドイツvsアルゼンチンは期待値に届かなかったんだけど、アボンダンシエリの故障というアクシデントもあったからある程度理解はできる。ただ、あそこで守りに入った采配にはまだ納得してないけど。あれほどのタレントを揃えてるんだから、最後まで攻め切って勝ちに行く姿勢を見せて欲しかった。
ブラジルvsフランスはね…。とりあえずフランスの方は出来ることをすべてやった感はある。まあ本当ならもっとやれるんだろうけど、最初の期待値が低かっただけに満足はしてる。問題はブラジル。文句を連ねていけばキリがないから辞めとくけど、ガッカリ感は半端じゃない。同じ負けるにしても82年大会みたいに攻めて散っていくほうが、とりあえず外野としては納得できるんだけどね。ベスト16まで省エネサッカーで勝ちあがってこれたから何か勘違いでもしたのかね。
まあワールドカップでブラジルに面白いプレーを期待するのは、それこそ勘違いしてるってことなのかもな。98年とか02年に輪をかけてつまらないチームが出てくるとは思わなかったけど。コンフェデとかで面白いサッカーが見られたからって期待してた自分がアホだったよ。