カエル・ツボカビ症日本上陸

NIKKEI NET - 両生類死なすカビ上陸、輸入カエルで感染初確認

 輸入されたペットのカエルが、両生類を死に至らしめるカビの一種「ツボカビ」に感染していることがわかった。人にうつることはないが、根絶が難しいため野生のカエルにまん延すれば国内の生態系を破壊する恐れがある。日本野生動物医学会や世界自然保護基金(WWF)ジャパンなどは13日、「飼育しているカエルや死んだカエルを野外に投棄することは厳禁」などとする緊急声明を出す。

 発見されたツボカビはカエルやサンショウウオなどの皮膚に感染し、いったん感染すると90%以上が死んでしまう。両生類が住む水を通じて広まると考えられており、オーストラリアや中米などでは野生のカエルの激減を招き問題となっている。

 今回、国内で見つかったのは、都内でペットとして飼われていた中南米産のカエル。昨年暮れに異常死したことから獣医師を通じて麻布大学に持ち込まれ、12月にツボカビ感染が確認された。アジアで正式に見つかったのは今回が初めて。(14:01)

これはやばいね。
WWFの活動 |WWFジャパン
要点は

  1. カエルの致死率は90%以上。サンショウウオも感染する
  2. 魚類、爬虫類、鳥類、哺乳類には感染しない
  3. ツボカビは野外にはびこると根絶は不可能
  4. 食物連鎖に甚大な影響。カエルの絶滅が他の動物の絶滅を招く可能性がある

ってとこか。
これはガチでヤバイね。今現在の程度で収まれば不幸中の幸いなんだけど望み薄かな…。本州で発生したのが離島にも飛び火したりするんだろうか。業者だって飯の種なんだから無警戒だったわけじゃないんだろうけど、余りに大きすぎる過失だな。両生類を飼ってる人が理性を持ち合わせてることと、今現在、大気中にこの菌が繁殖してないことを祈るのみか。