世界選手権2007初日

値段とか調べてたら今日だけ安かったんで衝動的に行って来た。一番安い席が2000円と良心的。けど、明日から一気に7000円に跳ね上がる。正直、後から来た人には値段下げるとかそういうことをしていいと思う。東京体育館のアクセスの良さに感動。今度のキリンチャレンジも見たいけど、日産スタジアムまで行く気がしない。
それらのことはともかく、着いた時にはペアのSPが半分くらい消化されてた。トリノ五輪で感動させてもらった張丹・張昊が終わっててがっかり。でも60に満たない点数であららって感じだった。
んで、フィギュアスケートはテレビでは見てたけど、会場で見たらどうかなって思ってたんだけど、これがやっぱり生観戦というか観覧っていい。東京体育館だと2階席でもそんなに遠く感じない。
出場者の演技を見てると、段々、ああこの人は上手いとかちょっと劣るなとかそういうのが分かるようになってきて楽しい。点数が低い人ってのはやっぱり滑り方がつたなかったり、相方を持ち上げる動きがぎこちなかったりだとか、そういうのが如実に分かるもんだね。
そうして見てる中で、まず素晴らしいと思ったのが2,3位に入ったドイツのSAVCHENKO & SZOLKOWY 中国のPANG & TONGペア。やっぱ高得点を取っておかしくないなって演技だった。上手い人の演技は見てて流れるようだなと感じられる。
井上・ボールドウィンペアは、最初のジャンプミスが勿体なかったけど、他は上手く出来てたように思った。で、彼女の他にも海外で活動する選手がいたとは知らなかった。川口悠子さんか。
http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/2005/12/post_51ce.html

井上怜奈や若松詩子は海を渡りそれぞれアメリカ、カナダの代表ペアスケーターとして活躍している。そして昨シーズンまで日本代表のペアとして戦ってきた川口悠子は、今シーズンからアメリカの選手としてペアを続けている。リンクが多くないことや、大柄な男子スケーターが多くないこと、危険の伴う種目であることなどから、日本国内でペアが生まれ、育っていくのはまだ難しい状況のようだ。

ということらしい。
演技は確かに順位に表れてるように川口・スミルノフペアの方が良かったな。若松って人もその内拝める日が来るだろうか。
そして、最後から2番目に登場したのが中国の申雪・趙宏博ペア。トリノ五輪の銅メダリストってことで期待してたんだけど、その期待を遥かに超える圧巻の演技だった。全ての技が一部の無駄もなく流れるような展開で、見てる間、ずっと鳥肌が立ちっぱなし。ジャンプの後の着地とか、ツイストリフトの流れるような動きとか、他のペアとはちょっとレベルが違うなと感じた。

そんなペアの後だったからか、PETROVA & TIKHONOVペアはちょっとしたミスもあってパーソナルベストに遠く及ばない57点台。とはいえ、順番が違えば60点はいっておかしくない演技だったと思う。観客席からも「えーっ?」って感じの声が上がってた。
それにしても、申雪・趙宏博ペアは本当に凄かった。あのペアの演技を見に行くためなら7000円払っても惜しくないんじゃないかと思ってる自分がいる。テレビだと当分ダイジェストしか見られないっぽいし。