ジブリ美術館に行ってきた

三鷹駅南口を出てバスには乗らず玉川上水沿いの道をてくてく。
春夏になったらさぞ壮観だろうなと思わせる立派なケヤキ*1が並んでいた。
葉が落ちた姿もいとをかしだけどやはり繁ってる方が気持ち良い。
玉川上水

美術館へと続く道には所々にトトロの標識。
距離が近づくにつれ、メイやサツキがトンネルを通ったように異界へ誘われてる感が。
標識

美術館到着後はあらかじめ買っていたチケットと入場券を引き換え。
フィルムは「おもひでぽろぽろ」だった。
館内に足を踏み入れてからは絵本の中に迷い込んだような雰囲気に圧倒されつつ、まず映画館「土星座」で上映されていた短編「コロの大さんぽ」を鑑賞。子犬が飼い主を捜すうちに迷子になって…という単純だけど素敵なお話。年を取ると涙腺が弱くなるね。
映画を見た後は館内をうろうろ。随所に施された意匠、ゾートロープというアニメの発祥のような展示、ジブリ作品の絵コンテ等々、とにかく見るものすべてが楽しい。猫バスとか飛びつきたかったけど、大人もOKにしたら一瞬でボロボロになるんだろうな。
宮崎吾朗による堀田善衛なる人物の作品を元にした絵の展示はゲド戦記に通じる末世的な印象を感じるもので、そっちの方向が好きなのかなと思ったり*2
館内はカメラ撮影禁止だったので記憶に焼きつけようと常より集中を高めて見て回ることで、心なしかいつもより鮮明に覚えているような。改めてファインダーを通さずに見てその場に漂う空気を感じることの大切さを学んだ。
一通り館内を見終えて屋上に上がると、いよいよラピュタのロボット兵と対面。さっき色々学んだはずだけど、それはそれとしてリミッター解放。
ロボット兵

ロボット兵

ロボット兵

ロボット兵

映画の中から抜け出てきたようなロボット兵がそこにいた。大満足(´ー`)
西日が射してくれたらまた趣があったのだろうけど、残念ながら曇りだったので、また会いに行きたい。それでなくとも映画館は月ごとに作品が入れ替わるとので、来月もその次も行かなきゃなという気にさせられる。
ジブリ美術館はこちらのちっぽけな想像をはるかに超えて素晴らしい場所だった。

*1:と思われる木

*2:次回作があるならオリジナルが見たいところなんだけど、どうなんだろ。