18きっぷの旅:筒石・大糸線の旅
はやぶさ・富士の旅で意外と18きっぷを使わなかったのでどこかへ行こうシリーズ第1弾。
ここ2年で3度目。おなじみムーンライトえちごで新潟へ。ながらは常に満員御礼だったけどえちごは比較的余裕がある。新宿駅からは普通の切符で乗車して、車内で18きっぷチェック。高崎で一旦降りる手間が省けた。
しかし、車内では思ったように眠れず。途中長岡駅で眼が覚めると、3月末だというのに雪が降っていて驚いた。
直江津8:13→8:32筒石(北陸本線)
直江津から寝台列車を普通列車に改造したという419系に乗車。
昔は列車の型番覚えてるやつキメーwとか思ってたけど、覚えた方が楽しいということが分かった今日この頃。
筒石駅
トンネルの中にある筒石駅に到着。空気はひんやりとして多少湿気があった。ホームを離れる電車の音がずっと響いて距離感がつかめなかった。
バイオハザート的な通路を抜け、階段をひたすら登って地上へ。
外に出てみると、駅舎はプレハブ風の建物。ちょっと歩くと高速道路の下に出て、行く手の遠くに日本海が見えるそんな場所にあった。
駅舎に戻って入場券を買うと記念絵葉書が貰えた。それによると、昔は地上に駅があったらしい*1
乗り換えの時間は結構あったので、たまたま居合わせた東京から来た方と話しつつ、とりあえず上り列車を撮影しようと下りホームに。すると、上りが定刻通りに入ってくるのとほぼ同時に下りの特急が通過。突風をまといながら1mと離れていないところを猛スピードで駆け抜けて肝が冷えた。
筒石10:05→10:26糸魚川(同上)
糸魚川付近では電源の切り替えで電車の中が暗くなる。筒石で会った方は京都まで行くと言うのでここでお別れ。
糸魚川からはキハ52の旅。トイレは着いてないけど車掌さんに聞けば対応してくれるらしい。実体験に基づいた話ではないので本当かどうかは知りません。
糸魚川付近で一旦小康状態だった雪は山中を分け入るにつれて本降りに。辺り一面白黒の世界だった。
そんな中でもこうして外に出て鉄道を撮ってる人がいるのには驚かされると言うか、自分はまだまだ甘いなと思ってしまう。
糸魚川10:43→11:43南小谷11:57→14:12松本(大糸線)
電車もあり清潔なE127系に乗り換えて一路松本へ。
やはり周囲は雪景色。遠くの山々までしっかり雪をかぶっていた。
信濃松川駅辺りを過ぎると急速に晴れ。陽光の中にちらちらと雪が舞ってるのが見えた。
松本14:25→18:08高尾(中央本線)
松本駅に到着して一旦駅の外へ。道路の向こうに上高地の尾根が見えるワイルドな景色が素敵だった。ここで降りて昼ごはんにしようかとも思ったのだけど、そんなに遅くならない内に帰りたかったので、土産物を眺めるのもそこそこに松本出発。
電車に揺られながら午後の穏やかな日差しを浴びつつ、ぼーっと知らない土地の車窓を眺める。何て贅沢な時間を過ごしてるのだろうと思うことしきり。ぼーっとしてたら諏訪湖の写真を撮り損ねたけど、それもまたをかし。
街中を抜けると山地と山地の間を縫うようにして進み、いつしか進行方向に富士山が。
韮崎からは真正面に見えて綺麗だった。
高尾到着前、最後の特急待ち合わせ。進行方向はすでに青が深くなってきていたけど、来し方を振り向くと山の向こうに見事な黄昏の空が拝めた。
*1:それが何で地底にと思って帰ってから調べてみたけど、荒天時の被害が大きかったことと、複線電化してスピードアップを図るために地底に移したらしい。なるほど。