北陸の旅4:大糸線の旅2+能登の旅

今日もやはり北陸と能登を撮るべく始発で金沢駅を出発。天気は昨日と似たり寄ったりで小雨が降っていた。倶利伽羅駅から狙ってみたけど、結論から言えばやはり昨日と同じように露出を読みきれず撃沈。早朝深夜にうまく撮ってる人を見たときはたいしたもんだと思ってください。とういわけで再び金沢に戻って能登の乗車券を発行してから糸魚川へ。富山では高山本線の列車に遭遇。1月に乗ったけど結局岐阜〜高山の往復になってしまったのでそれ以降の区間乗りつぶしたいところ。
@富山

そして富山と言えばこれ?ライトレールのポートラム。これもいずれ乗ってみねば。
富山入線

富山駅を出発すると新幹線建設の看板がちらほらと。
看板

糸魚川や金沢の辺りは建設が進んでる様子が見て取れるものの、区間によって進捗状況はまちまちといった感が。これが完成したら東京と北陸の距離はぐっと縮まるし、北陸経由で関西行きなんてことも可能になるだろうけど、平行在来線の問題とかますます人が首都圏に流れるのではといった懸念も。それでもひとつの起爆剤として期待をかけざるを得ないんだろうかね。
などと考えたり寝たりしていると糸魚川到着。今日も長い一日が始まる。。。
というわけでさっそく入線してきた52-125。
@糸魚川2-1

ホームにはすでに人があふれているにも関わらず車内は超満員、そのうちの何割かは確実に折り返すことを考えたら、こりゃ1両じゃ足りないぞと思ったら次の南小谷行きは2両編成でやってきた。
@糸魚川2-2

昨日話した年配の方が今日はいないなと思ったら最後に駆け込みで別の車両に乗車。人生とはこれすれ違いなり。
昨日の今日なので、とりあえず別の区間で重点的に撮影することにして北小谷駅で下車。
北小谷出発

駅を降りて山道を登ること10分ほどでお立ち台に到着。渓谷とその脇を進む線路が一望できる絶好のビューポイント。ここからさらに上に登る道もあったけど、やはり雪に覆われていたので調査断念。
暫く待っていると南小谷から2両編成のまま折り返してきた。
渓谷

どうせ長いレンズで狙っても木がかぶるしと思ったけど、小さすぎてウォーリーを探すレベル。
そして北小谷到着。
@北小谷

トンネルを抜け。
トンネル

ひた走る。
直線

雪で覆われた場所と地面が露出してる場所とはっきり分かれてるのはどうしてだろう、と写真を見返してから初めてそんなことに気づいた。
ここから次の電車が来るまで2時間以上。付近を通るバスも運休で別のポイントに移る術がないので、駅から歩いて20分ほどの道の駅へ。
道の駅

恐竜たちの像は平成7年にこの地を襲った豪雨災害の復旧のシンボルとして建てられたものらしい。なぜ恐竜かと言うと近くで足跡の化石が見つかったからなんだとか。それにしてもそんな災害があったとは露知らずで、なにやら申し訳ない気分。
道の駅でしばらく時間をつぶしてから再び鉄の駅へ。次の列車で南小谷方面に進もうか悩んだものの、とりあえずこの場に留まって撮影することに。
渓谷をゆく

そして南小谷からの折り返しに乗車し、根知で対向の列車に乗り換えて今度は南小谷まで行くことに。
@根知2

車窓の景色を撮りつつボーっとディーゼルエンジンの音に耳を傾けていた。録音特化型鉄っちゃんの気持ちが少しわかったような気もする。
そして南小谷到着。
@南小谷01

冬の時期には駅舎にストーブやこたつがおいてあって、壁にはキハ52の展示が。
in駅舎

そして折り返しに乗って出発。
@南小谷02

昨日と同じく撮影ポイントの多い小滝駅で下車。
@小滝

したものの、設定ミスで暗くなりすぎた。
橋梁2

一応レタッチでリカバーできたかな?それにしても、あまりにも痛い失敗にかなり凹んだ。こりゃぁ今後予定されてるさよなら運転は絶対行かなければと決心。
そしてやはり昨日と同じく暗くなってきたので帰ることに。
小滝入線2-01

糸魚川到着。
@糸魚川3-03

ここで待っていても東京に帰れたけど、やはり始点から乗らないと…ということで鈍行特急を乗り継いで金沢駅まで戻った。
特急に乗ってて切符の提示を求められないとなんだか自分から見せたくなっちゃうね。ほら持ってますよ。キセルなんかじゃないですよって。

能登の旅

金沢駅に戻ってお土産を見繕っているとこんな商品が。
類似?

赤福と似てるのは気のせいか。
ホームに戻ると日本海が入線。
日本海@金沢・夜

今や貴重なブルートレイン。出来るだけ長く走って欲しい。
そして北陸・能登
能登・北陸

休日ということもあってか木曜の夜よりさらに人数が増えていたような。
そして能登に乗って北陸より一足早く出発した。夜のラウンジカーで酒を飲むのもこれが最後か…と歩みを止めようとする歴史に思いを馳せつつ氷結をチビチビ。一度トイレに立ってから戻ると、NHKの取材陣もやってきて別のお客さんに話を聞いていた。どこかで放送されたりしたんだろうかね。ちなみに自分はこういう時に気配を消し去る訓練を受けるまでもなく自然と身に着けていましたとさ。
席に戻ると車掌さんラストラン間近ということで絵葉書を配ってくれた。せっかくなんで今日の日付の判子をくださいと頼むと快く押印してくれたけど天地が逆に。まあこれも悪くないね。
時刻表を見ると直江津駅で7分ほど停車時間があったので、三脚とカメラを用意して列車が止まると同時に飛び降りホームの階段を駆け上がって別のホームに移りバルブ撮影。1枚だけ撮って終わるつもりがちょっと納得いかず、もう1枚もう1枚と撮影。さすがにそろそろ戻らないとまずいな…とそのホームの階段を上ってるところで発車の笛が。あわよくば北陸で返してもらえないかな…なんて考えたりしつつギアチェンジしてトップスピードに持っていくまで僅か0.1秒。人生最速ラップをたたき出して何とか能登に滑り込んだ。あの時の自分なら多分ボルトに勝ってたね。織田裕二が絶叫しちゃうレベル。
というわけで首尾よく席についた後は、同じく長い停車時間をとる高崎駅に到着する直前まで睡眠。高崎では別のホームから撮影するポイントもないのでゆっくりできた。
@高崎

そして、ついに上野到着。早朝にもかかわらず多くの人が待ち構えていた。
到着01

臨時が付く前の最後の能登の旅が終わった。さほど縁が深いわけでもないけど、やはり一つの終焉に立ち会う感慨が。首都圏から新潟〜富山金沢間の地域に夜行で向かうにはバスも手薄で、能登が担える部分も大きかっただけに残念だな。。。というのはこの後糸魚川に行く時に実感することになったんだけど、それはまた別のお話。