北陸旅行3:大糸線の旅1

金沢に向かう北陸と能登を撮るために早起き。外に出ると昨夜の雨がそのまま残っているのかしとしと降り続けていた。
出来れば高岡辺りまで足を運んで撮りたかったものの時期的にまだ早いので津幡駅で待ち構えて撮影することに。
津幡入線01

津幡入線02

そして見事に撃沈\(^o^)/
小雨が霧のように降りしきり、ちょうど寄るが明けて行く時間帯。前方を照らすライトは強烈で、まるっきり露出が読めなかった。
チャンスは明日もあるし落ち込んでも仕方ないので、一端金沢に戻って細々した用事を済ませた後、この旅のもう一つの目的である大糸線めぐりのため糸魚川へ向かうことに。特急に乗るとちょうど通勤時間帯だったらしくサラリーマンで自由席は満員に。各駅停車ではなくこの特急こそが社会が進んでいくスピードなんだなと益体も無いことを考える。車窓の風景を撮っていると、高岡から乗って来た方に話しかけられて、金沢高岡富山都市圏の話や魚津辺りから見る北アルプスの稜線が素晴らしいといったような話をしてくれた。詳しいですねと礼を述べると地元のことですからと返されたけど、そこまで地元のことを話せる人ってのもそうはないように思う。その方とは富山でお別れして一路糸魚川へ。
金沢近辺では曇り。
曇り

晴れ

魚津辺りから急速に晴れ間が広がって太陽が目に痛いぐらいに眩しく感じられた。
そして糸魚川に到着すると、まもなく引退を間近に控えたキハ52-125がやってきた。
糸魚川到着

晴れ渡った空の下に見える山は多分黒姫山。架線が邪魔に感じられるけど心眼で取り除くぐらい朝飯前。目をつぶって1,2,3…ほら、簡単でしょう?
というわけで入線した後は暫く出発まで時間があったので駅の外へ。
商店街を歩いて抜けると小さな公園が。
駅前海望公園

その先に展望台が見えたのでそちらに行ってみることに。
日本海

目の前に広がる日本海は深い青色。波の勢いも力強く、まさに日本海という風情。展望台は風が強く、ボーっとしてると体ごと持って行かれそう…というほどではなかったけど、少し足がすくんだ。というわけで早々に退散してまた商店街へ。ヒスイというのが一つ観光の目玉らしく、至るところにヒスイ絡みの展示があった。
原石

どこかで飯でも…と思ったものの時間が早すぎて店が開いてなかったので大人しく駅に戻って時間を潰す。そしてほどなくやってきたキハ52-156。ただ佇んでるだけでも気動車ならではのエンジン音がたまらない。
@糸魚川

そして塗装のはげ落ち方が引退間際の哀愁を強調してるようで少し悲しい。
列車は控えめに見て9割ほどの鉄っちゃんを乗せて南小谷へ出発進行。周囲の田んぼや山々には当然と言うべきか雪が残っていた。
とりあえず目星をつけておいた撮影ポイントへ向かうべく糸魚川から2駅目の頸城大野で下車。
頚城大野出発

しばらくホームにとどまって見えなくなるまで見送ってからいざポイントへ出発。
その道すがらにヤマガラと遭遇。
ヤマガラ

順調に進んでいたら雪の壁が出現。
通行止め

ここからまっすぐ道路が延びているはずが、完全に雪に埋もれていた。ここまで来てあきらめるのも癪なんで少しだけ雪の壁の上を進んでみたけど、行けども行けどもひたすら雪。側溝にでも落ちたらかなわんと引き返すことにした。本当の猛者ならしっかり準備して進んでただろうなぁ。
というわけで何の変哲もない一枚。かえって貴重かも・・・なわけはない。
山

そして頸城大野に停車。
@頚城大野

去年来たときはあの列車の中からこうして撮ってる人間を見ていたのだな…と思うとこの1年でずいぶん鉄分が濃くなったもんだなと。
頸城大野南小谷行きを待っていると年季の入った方と会話に。なんでもひたすら山道を乗り越えて汽車を撮りに行ったとか、汽車が来ない時間だからとトンネルの中を進んでいたら整備車両と出くわして慌てて隠れたとかいろいろと鉄勇伝を聞かせてくれた。
そうして待っていると頸城大野に入線。今度はキハ52-125。
頚城大野入線01

ここから先はどうするか決めかねていたのだけど、とりあえず平岩駅で下車。
@平岩01

ホームから列車を見送っていると山の中腹に大仏さんが見えた。
大仏

白馬大仏といって、温泉施設内にあるらしい。全国に数多あるご当地大仏の一つ。それにしても寺院と関係ないとは珍しい
しばらく駅の周囲で時間をつぶした後、やってきた糸魚川行きに乗って出発。
時刻表を眺めていたら根知駅ですれ違う時間帯があることに気づいたので下車。
@根知

2両並ぶと壮観なり。
ここで再び南小谷行きに乗り換え、駅付近に撮影ポイントの多い小滝駅で下車。
その中のひとつ、駅から出てすぐ前の道路を下り、橋を渡ったすぐ右手の道へ向かうとやはりこちらも雪に埋もれている部分があったのだけど、すでについていた足跡を参考に深みにはまることなく乗り越えることができた。
そして南小谷から折り返してきたキハ52-156が小滝駅に入線。
@小滝

橋梁をわたる。
橋梁01

橋梁02

糸魚川から折り返してきたキハ52-125はまず別のポイントで。

そして先ほどの橋梁をわたる姿を別のアングルから。
橋梁03
小滝駅から撮影する人のカメラに自分が映ってるのかもしれないと思うとゾクゾク…は特にしない。
この辺りで暗くなってきたのでタイムアップ。糸魚川へ戻ることに。
小滝入線

するとノーマークだったけど根知でまたもやすれ違い。
@根知02

そして糸魚川到着。
@糸魚川・夜

かつてないほど鉄にまみれた一日に。明日もここに来る予定だったので近くに宿をとっても良かったけど、やはり早朝のリベンジを果たしたいということで金沢までUターン。
金沢市

昨晩と同じところに泊まるのもつまらないので駅前のアパホテルに。
ゆったり入れる温泉施設込みであることを考えればお得と言える値段だった。というわけで昨晩とはまるで違う雰囲気の中で就寝。