晴れ/普通/運命の輪

今日もよく晴れて9日連続に。まあそれなりに雲が出ていたりもしたけど、今日はそれどころではなかった。待ちに待ったタクティクスオウガのリメイク発売につき2年ぶりくらいにゲームタグ復活。しばらくamesukeのゲーム日記になる予定。
そも、タクティクスオウガとはなんぞやというと、オウガバトルサーガという全8章からなる(らしい)壮大な物語の第7章(らしい)。なんで「らしい」のかというと、第5章〜第7章と外伝を除いては未完のため。制作にあたった中心スタッフがスクウェアに移籍したりして、もはや続編は絶望的と思われただけに、リメイクではあるもののこうして新たな形で発売されたのは本当にうれしい。
と、ちょっと話が脱線してしまったけど、あらすじに関してはひと言で説明するのが難しいのでこちらに。
タクティクスオウガ - Wikipedia

大小15ほどの島々からなる諸島で、海洋貿易の中継点として栄えていたヴァレリア島が本作の舞台である。かつてはアルモリカ、コリタニ、バーニシア、フィダック、ブリガンテスという5つの王国で構成され、民族間による紛争が絶えなかったが、覇王ドルガルアによって紛争は沈静化し、国家はひとつに統一され「ヴァレリア王国」が建国された。

しかし、このヴァレリアを統治していた先王ドルガルアが病気によって逝去し、彼の後継を巡ってヴァレリアは再び内乱状態に陥る。ヴァレリア島内はそれぞれ島南部を勢力圏に置く少数民族のウォルスタ人、西部に覇を唱える多数民族のガルガスタン人、北部を治める旧貴族階級のバクラム人と三民族が派閥を形成し、覇権を巡っての内紛が続いていた。

そんな中、覇権争いに痺れを切らしたバクラム陣営は、島外の大国であるローディス教国の暗黒騎士団ロスローリアンに援軍を要請し、島内での影響力を強め、きわどく保たれていた三民族間のパワーバランスはこれにより崩壊、バクラム陣営は島の半分を掌中に収め、バクラム・ヴァレリア国の建国に成功。先代ドルガルア王が信仰・国教としていたフィラーハ教の司祭のブランタによる独裁体制が続いており、こうしたバクラムの独裁に反抗して、バクラム人のフィラーハ教信者によって過激派組織としてヴァレリア解放戦線が組織されている。

島内で多数派を占めるガルガスタン陣営は、急進派を中心としてコリタニ地方にガルガスタン王国を建国、西部一帯を支配下に置いた。バクラム陣営に抵抗を続けるとともに、民族浄化を掲げて少数派であるウォルスタ人への弾圧を続け、その人口を著しく減少させた。残されたウォルスタ人も、ガルガスタンに作られた収容所において強制労働を強いられる者が多い。

そうした弾圧に対抗し、ウォルスタ人の一部のレジスタンスがアルモリカ地方を活動の中心とした軍事グループであるウォルスタ解放軍を結成、ウォルスタ人の解放を求めてガルガスタンに対して抵抗を続けてきたが、半年の攻防の末にウォルスタの指導者であるロンウェー公爵がガルガスタンによって捕縛、その活動を縮小している。

そんな混沌とした情勢の中、かつて「暗黒騎士団」の進軍により故郷である港町ゴリアテを襲撃され父親を拉致された主人公デニムは(オープニングで暗黒騎士団によるゴリアテ襲撃の様子が描写される)、ウォルスタ人のレジスタンスとしてゲリラ活動を行っていた。ある時、暗黒騎士団の団長である「ランスロット」が港町ゴリアテを訪れるという情報を聞きつけ、姉のカチュア、親友のヴァイスとともに、彼らを待ち伏せし、暗殺するという計画を立てる。

重厚なストーリーに洗練されたゲームシステムに文字通り運命を左右する選択に印象深い会話に。当時リア中の自分は大いに衝撃を受けた。あれから15年も経ってるのかと思うと文字通り隔世の感があるな。
とりあえず序盤を進めて見たところ、今まで開示されていた情報通りグラフィック音楽等々オリジナルの雰囲気を残しながらしっかりとパワーアップできているなという印象。動作の軽快さもPSやサターン版は言うに及ばずオリジナルも超えている。単体で魅力的な作品なので、これを機会に今まで知らなかったという人にも勧めたい。