北東パスの旅2011・6日目

5日間しか使えない北東パスでなぜ6日目かというと1日目は普通に乗ったからなんですな。
この日は山田線と釜石線でぐるっと岩手を周るプランも考えたんですが、早起きし損ねたので東北本線で雪景色を見ながら南下開始。


そして平泉に到着。少し雪が舞っていました。

平泉に来たからには早速中尊寺へ。というわけで駅からバスで移動したんですが、到着時にはなぜか写真撮ってなかったので割愛。
こちらは参道の途中、急坂を登り終えて少し平らになったところでくるっと振り返ったところ。

途中に弁慶堂というお堂があったんですが、そこにかけられている絵馬がリラックマでした。なんでだろ。
で、この弁慶堂の辺りからは北上川や周囲に広がる平野部が一望できます。東北本線の鉄道も撮影できます。


一つ鉄道を撮ったところで満足して再び昇り始めて本堂に到着。

誰でも気軽に訪れることができる平地ではなく山の上に建てる意味って何だろうかと思ったりしますがとりあえず参拝を済ませてさらに奥へ。
こちらが世に聞こえし金色堂の覆堂。金色堂そのものを覆うように建てられてる建物です。

中は撮影禁止だったんですが、これがもう笑っちゃうぐらい金色でした。屋根から梁から柱から壁から何から何まで金色。ほんと一回は見る価値あると思うので行ってない人はぜひ。行く時は夏の方が楽でいいと思います。雪の坂道を歩くのはつるつる滑ったり深みに足を取られたりで結構大変です。
こちらは旧覆堂。芭蕉が来た時はこの中に金色堂があったんですね。

こちらは金色堂のさらに上にある白山神社。ここからの眺めも良かったんですが、弁慶堂の方が木々の邪魔が少ない感じでした。

一つ山の中に寺と神社が共存してるというのが不思議です。珍しい例じゃないのかな?廃仏毀釈の時とかどうしたんでしょうかね。
こちらは神社近くの竹林。雪の重みに耐えてます。

ふと下を見ると何やら動物の足跡が。タヌキ辺りでしょうかね。

頂上から下る途中に讃衡蔵という仏像やら奥州藤原氏縁の品が収められている場所へ立ち寄って観賞。一応外観の写真撮っていたんですが、我ながら笑っちゃうぐらい適当だったので本家のリンクを。
讃衡蔵 | 関山 中尊寺
この屋根のいたるところから殺傷能力の高そうな氷柱が連なっていました。

晴れてきたので再び本堂にお邪魔。雪つりがしっかりと効いてますね。

南天の赤が鮮やかです。

こちらは参道。ちゃんとロープをつかんで歩かないと危険です。

昇る時は凍っていたんですが、陽が昇ってから雪が溶けて歩きやすくなっていました。冬でも日が出てるならまだ歩きやすいってことですね。

下りきると看板の裏にお礼の一文が。こういうの結構好きです。

というわけで改めて中尊寺の入り口。

再びバスに乗って平泉駅に到着。ここからはもう東京へ向けて一直線です。

まずは一関へ。

ずいぶん高タコが上がってますね。

一関であわびうに飯なる駅弁を買い込みつつ小牛田行きへ乗り換え。

車内で食べようかと思ったんですが、結構混んでいたのでそういう雰囲気じゃありませんでした。
窓の外を見ると大分雪が減ってきています。

2〜3日雪景色の中にいただけなのに地面が露出して見えるのが新鮮でした、

雁?の群れ。

小牛田で忙しなく乗り換えて仙台へ。
仙台へ来たからにはここです。

先ほどの弁当は晩飯にすればいいやということで遅い昼飯に牛タン。いつ来ても利久の行列が凄いですが、他の店でもそれなりに美味しいですよ。
構内は正月モード。

この辺りまで来ると何度か来ているんで特急か新幹線ワープの誘惑が首をもたげてくるから困るんですが、東北本線で仙台→福島、福島→黒磯、黒磯→宇都宮と乗り継いで南下。
宇都宮では北斗星とすれ違い。

宇都宮からは快速のグリーン車で一路上野へ。購入してから時間が経ち過ぎていたのかあわびうに飯がえらく微妙でした。
この碑を見ると帰ってきたという気がします。

というわけでゴール。

久しぶりの東京は手袋ネックウォーマー帽子が無くても平気で過ごせるという天国のような場所でした。これで地震のリスクさえなければ理想的な首都ですねほんと。