曇り/普通/相模原にて2

昨日はやぶさ帰還一周年に合わせるかのように夜拡がった晴れ間は今日には元通りの曇り空に。夜も曇ったままでISSに手を振ることができませんでした。昨日を除くとほんと夜晴れません。何度も繰り返してるけど、東京でこの天気はハッキリ言って異常ですよ。という話はまた今度にして昨日の続き。

HBTTE2009

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最初に『HAYABUSA-Back to the Earth-』を見たのは去年の5月30日でした。ドームいっぱいに広がるフルCGの映像に圧倒されつつ、前列に座っていた親子の「はやぶさは男の子だと思う?女の子だと思う?」と言った会話が気になりつつ、ラストシーンでボロボロ泣いてしまったことが昨日のように思い出せます。昨日も昨日で泣いてしまったんですがね。本当に戻ってくるかも分からなかった頃に帰還のシーンを予言のように描いてしまったというのが今更ながら驚きです。
そして去年の6月13日、相模原のPV会場で見たあの光。ただただ声にならない声を挙げながら泣いていました。家に帰ってNHKNASAの精細な映像を見た時、バラバラに散っていく光がまるでHBTTEのようじゃないかと思え、見るたびにchieさんの歌う「宙よ」が頭の中にリフレインしていました。

はやぶさ最後の光

ASTROGUIDE 星空年鑑2011 (アスキームック)

ASTROGUIDE 星空年鑑2011 (アスキームック)

上坂監督によるドキュメンタリータッチの映像。アストロアーツの星空年鑑に収録されていて、購入していたのに見たことが無かったので初めての視聴でしたが、監督のはやぶさへの想いが伝わってくる素晴らしい映像でした。

おまけ?

プラネタリウムに昨年の6月13日にはやぶさを出迎えたウーメラ砂漠の星空を投影し、どのようなコースではやぶさが再突入してきたのかを再現してくれました。パイロット版的な映像でしたが、改めてどのように飛んでどのように輝いたのかが理解出来て、もしかしたら昨日一番感動したかもしれません。正直、今回限りで終わらせるのは勿体ないと思います。

HBTTE帰還版

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最初に見たのは今年の1月、コスモプラネタリウム渋谷で。投影環境の違いか、旅立つ辺りでいつになく宇宙酔いしました。新たに描きなおされたリエントリーではまたもや号泣。見るたびに今度こそ泣くもんかと思うんだけど、ほんと無駄な抵抗のようです。公開されて大分経っていたにも関わらず、長蛇の列で改めて衰えない人気を感じました。
先ごろ公開されていた劇場版で観賞した時、最後に映る相模原の行列写真に自分の姿が写ってるのに気が付きましたw
2009年版と帰還版を見比べてリエントリー以降の場面くらいしか違いに気付かなかったんですが、今回一見しただけでそれと気づかないような部分への監督のこだわりを聞くにつけ、神は細部に宿るという言葉は真だなと思わされましたよ。妥協の一切ない作りだからここまで人を引き付ける力があるんですね。次回作の『Eternal Return』も楽しみです。

その後

上映終了後は急きょ監督のサイン会に。少しだけ監督と会話させていただきましたが、はやぶさが宇宙を飛んでいる背景の星空が本当にその座標から見える星空と聞いて驚かされました。いや、こんなことで驚いてたらむしろ失礼にあたるんでしょうが。本来なら博物館を閉める時間にも関わらず対応してくれたスタッフの方々に感謝です。2周年はどんな催しがあるのか今から楽しみです…とイカロスっぽく〆

hayabusa_kanpai

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はやぶさが帰還したJST22:51。今年はtwitterで祝うことができました。

帰還時刻に合わせて「はやぶさ乾杯」などの祝福のつぶやきが数多く寄せられた。関連するツイッターのつぶやきをまとめるサイト「togetter」によると、帰還時刻の午後10時51分だけで、「帰ってきてくれてありがとう」「おかえりなさい、1年前」「サンプルがとれておめでとう」など約250件、14日朝までに約900件のつぶやきが寄せられた。

http://mainichi.jp/select/biz/it/news/20110614k0000e040078000c.html

いやほんとTLが凄い勢いでしたよ。2chのログも少し感動的でした。某haikuの方は少々残念でしたが、u-glenaさんとzyugemさんには救われた気がしましたとこっそり感謝m(_ _)m

*1: (c)「はやぶさ」大型映像制作委員会

*2: (c)「はやぶさ」大型映像制作委員会

*3: (c)「はやぶさ」大型映像制作委員会