雨後晴れ/普通/相模原にて
はやぶさがウーメラの空に散った日から1年、今日は朝に急きょ入った所用を終え相模原へ直行。目当ては「HAYABUSA-Back to the Earth-」*1の新旧バージョン+上坂監督が豪州で撮影した映像+監督講演というスペシャルなイベント。9時半の開場直前には既に100人ほどが行列を作っているという情報にやや諦めかけたけど、12時ごろに到着して何とか入手。12時半には売り切れのアナウンスが流れていました。開会までは少し時間があったので、市立博物館の展示を見ることに。
「宇宙とつながる私たち―探査機に託したメッセージ―」
予備知識ゼロで行ったらこれがまたとんでもなく素晴らしい展示でした。
まず入り口で出迎えてくれるのははやぶさ1/5モデル。
帰還の記念日に見るモデルはまた一味違った感慨を味わわせてくれます。
そしてこの展示の目玉と言っても良いでしょう。火星探査機のぞみの1/1モデル*2。
太陽電池パドルなどが展開されてないので大分小さく感じられます。本体部分ははやぶさとトントンくらいかな?いずれにせよ小さな体で火星を目指したんだなぁ…って詳細をよく知らないので一刻も早く『恐るべき旅路』の再販をお願いしたいんだけどいつまで待てばいいのやら。
そしてNASA/ESAの土星探査機カッシーニ。
1997年に打ち上げられ2004年に土星の周回軌道に投入され、今もまだ活躍中と日本の惑星探査の現状を思うと何とも羨ましい機体。土星から送られてくる土星本体やリングや数々の衛星の写真の美しさときたら…それにつけても後ろに展示されているイカロスの存在感よ。
もうひとつは言わずと知れたボイジャー1号。
木星と土星の観測を行った後太陽系の外を目指して飛び続け、今や地球から最も遠く離れた探査機となっています。太陽系外縁に到達した今もなお新しい知見を得続けている、まさに探査機の中の探査機ですね。ちなみにこのボイジャーとカッシーニは1/4モデルです。これも中々よそでは見られないと思います。
こちらは金星探査機あかつきを応援するイラストとメッセージ。
地味に自分も混ざってますw
そして千羽鶴ならぬ千機あかつき。
若干インサニティ的なものを感じなくもないですが、とにかくこの想いが後押しして少しでも金星に近づける力になってくれと願うばかりです。その他イカロス・はやぶさへの愛あふれる応援グッズやはやぶさに贈られた賞状等など充実の展示でした。宇宙開発のことをよく知らない方も楽しめると思うので、是非一度足を運んでみて下さい。
というわけで少し長くなったので続きは明日にでも。