ペガサス座とBreeze M(とヒルズ)

昨日今日と明け方にBREEZE M*1デブリがマイナス等級の予報だったので見てきました。
光度はISSに肩を並べる…とまではいきませんが、それら以外の衛星やデブリの中では群を抜く明るさで、何よりそのスピードが圧倒的でした。楕円軌道なので、近づく時は増光してスピードが上がるんですね*2ISSがスーッと空を横切るなら、BREEZE Mはドギューン!という具合。よく分からない?百聞は一見に如かず。

(撮影データ:35mm/ISO800/F1.8/1秒)
ノイズリダクションをかけていたわけではなく、連続撮影でもこれだけ間隔ができてしまいました。
明るさとスピードは他の何にも代えがたい感慨を与えてくれると思うので、皆さんも機会があればご覧になってください。と言いたいところですが、予報では12日の明け方を最後に暫く肉眼で見られなくなるようです。うーん、勿体ない。

*1:プロトンMの上段ロケットで静止軌道静止トランスファ軌道投入に使われるようです。

*2:最接近時は約180km。ISSの2分の1ほどの高度です