曇り時々雨/微妙/巨星堕つ

今日は訃報が相次ぎましたが個人的にはやはりこの方が一番響きました。

SF作家の草分けで、「日本沈没」など都市文明を風刺した作品や未来学の提唱、万国博覧会のプロデュースなど幅広く活躍した作家、小松左京(こまつ・さきょう、本名・小松実=こまつ・みのる)さんが26日、肺炎のため大阪府箕面市の病院で死去した。80歳。

http://mainichi.jp/enta/book/news/20110729k0000m040025000c.html

思えば中学の頃、友人にこれ面白いからと渡された「果てしなき流れの果てに」がSFの入り口でした。今読んだらまた違った感想が生まれるかな。。。と近所の本屋に行ったら悲しいかなどこにも見当たらず。amazonは在庫切れ。さもしい話だけど、稼ぎ時なのは事実だし明日明後日には入荷されるでしょう。
先日twitterで(3年前に亡くなっている)アーサー・C・クラークの訃報が流れていました。なんとなく、こういった巨人たちというのは殺しても死なないイメージがあるけど、彼らもやはり肉を持った人なんですよね。存在した以上避けようのない亡びがくる。しかし彼らの思考は少なくともその一端が著述を通して別の肉を器に生き続ける。生とは?死とは?おそらく人類が意思疎通の手段を獲得した頃から繰り返されてきて、最近じゃワンピースのおかげで皆一度は考えたであろう答えの無い問いが頭の中を駆け巡ります。黙祷。