松田直樹のこと

古い福岡サポの端くれとして非常にねじれた思いが。
1999年、福岡はお家芸の残留争いに巻き込まれていて、最終節の横浜M戦で得失点差でこれ以上失点は許されないという局面を迎えました。乾坤一擲一点を奪いに行くという策も考えられたでしょうが、賢明な福岡は残留を第一に考え自陣で守るという選択をしました。これに対して松田は空気を読まず、福岡に対してもっと攻めて来いよと煽ってくれたわけですよ。当時はこれにどれだけむかついたか…こちとら落ちるか残れるかの瀬戸際なんじゃいと。優勝争いするクラブと一緒にすんなと。まあ2001年に勝って一つだけざまーみろは言えたし、2006年に対戦したときは金古が足を攣った時に色んな思惑があった上でだろうけど真っ先に直しに来てくれたのが松田だったし、根はいい奴だってのは分かってるんですけどね。
それだけに今回の一件はつらい。ひねくれた人間としては、残留争いに巻き込まれて負けてるのに自陣に引きこもる松田を煽るという夢があるわけですよ。だからこんなところで逝ってもらっては困る。勝ち逃げは許せない。コンマ何%の可能性も無いかもしれないけど、それでも祈らずにいられない。頼むから戻ってきてくれ。