晴れ/微妙/カラス

いまいち気分がすぐれないけども昨日よりはましかなという今日、阪神がCS絶望的とか色々ニュースがあった中で気になったのがこのネタ。

自身3度目のエベレスト単独・無酸素登頂に挑戦していた登山家の栗城史多氏が、日本時間12日午後3時15分に登頂を断念し、下山を決めたことがわかった。業務提携するよしもとクリエイティブ・エージェンシーが発表した。経緯について、栗城氏は「10月3日に高所順応で7800m地点まで上がった際に、荷揚げを行なって荷物を地中に埋めて来ましたが、本日その7800m地点に到着したところ、地中に埋めてあった食料などの荷物がカラスに食い荒らされ、テント用ポールもガスもなくなっていました」と説明。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111012-00000332-oric-ent

カラスの生息域ってこんなところにまで広がってたんですね。って正直眉唾物だったんでとりあえず調べてみたらチベットガラスなるものがいるらしいことは分かったんですが、日本語ソースが少ない。
のでtibet ravenでググッたらインド生物多様性機構的な組織の鳥類に関するページがヒット。
http://avis.indianbiodiversity.org/fauna-of-british-india-2nd-ed-vol-i-1922/tibet-raven-corvus-corax-tibetanus.html
平均をとると大体50cmくらい?日本の街中で見かけるのより一回り大きいくらいでしょうか。

The Tibet Raven is a bird of lofty regions, being met with up to 18,000 feet in the summer and seldom below 9,000 feet even in mid-winter. Its note is said to be a harsher, deeper croak than that of the Punjab Raven, and over most of its range it is a much shyer, wilder bird, though it is said to haunt the vicinity of villages in Tibet. It was also reported as common all along the route taken by the Military Expedition to Lhassa, frequenting the camps, feeding on the animals that died on the march and acting as regular scavengers.

生息域は大体海抜2.7kmから5.4kmかな?
いまいちニュアンスが分からんのだけど、frequenting the campsってのを自動翻訳すると「キャンプに出入り」となるから、栗城さんみたいな被害者が結構いるのかも。
次に大人しくWikipediaの英語版で検索したらこちらにも記述が。

In Tibet, they have been recorded at altitudes up to 5,000 m (16,400 ft), and as high as 6,350 m (20,600 ft) on Mount Everest.

http://en.wikipedia.org/wiki/Common_Raven

今回が7800mだからこの記録を大幅に塗り替えることになるんでしょうかね。落ちていた羽からカラスと判断したのかな?今日明日にもWikipedia日本語版のカラスの項目に新しい記述が加わるかもしれません。
それにしても、どうせならアルゲンタヴィス・マグニフィセンス級の鳥がいればいいのにとか思うけど無理ですよねー。