ホークス8年ぶり優勝

震災の余波で日程問題から始まった今シーズンも今日で閉幕。最後に笑ったのは鷹ファンだったけど、どん底から這い上がってCSまで残った猫ファンも楽しかっただろうなぁ。燕ファンも最後にかわされはしたけど、これまでのうっ憤をある程度晴らせたんじゃなかろうかと。虎ファン的には盛り上がった瞬間が全くと言っていいほど思い出せないんだけど、とりあえず第7戦まで手に汗握る試合が続いた日本シリーズのおかげで今年も良い年になったなと思えますよ。8年前は本拠地のチームが勝つ内弁慶シリーズだったけど、今年は第6戦まではお互い本拠地でないチームが勝つという外弁慶シリーズ。じゃあ7戦目も?と見せかけて最後は鷹が地力を発揮して寄り切り。これまで何度もCSの壁に跳ね返されてきただけにこの勝利の美酒は格別でしょうね。実に羨ましい。
今年のシリーズは投高打低のシーズンを象徴するように投手の活躍が見事で、中でも第4戦での森福の素晴らしいリリーフなんかそれだけでMVPあげたいぐらいでしたが、それ以上のハイライトは優勝決定後の秋山監督のヒーローインタビューでした。

3月11日に東日本大震災が発生し、プロ野球の開幕も危ぶまれた中「被災された方々に勇気を」と駆け抜けた今シーズン。「大変悲しい震災の後でスタートした今年のプロ野球。選手たちは目いっぱいやり、被災者の方に力と勇気を与えられたと思う。これからも大変なことがあると思いますが、恩返ししていきたい」。秋山監督の目は、また真っ赤になっていた。

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/11/20/kiji/K20111120002074100.html

ヒロインと言えば馬鹿の一つ覚えみたいに「サイコーです!」とか「アリガトー!」とかばかりの中、優勝直後に応援していた人へのコメントを求められてすぐこういう言葉が出てくるのは素晴らしいの一言。プロ野球は誰のためにあるのかってことが良く分かりますねナベツネさん。
以下どうでもいい話なんですが、この秋山監督と真弓前監督って同期なんですよね。初年度はそれぞれ苦労して3位と4位。OBだからってそんな上手くいくもんじゃないよなー。と見ていたらそれからは別の道。何が違ったんだろうと考えると本人の資質もさることながらバックアップ体制の違いも相当大きかったんだろうなと。方や王会長がいて孫オーナーがいて方や…ねえ。体を張って守るでもなし最後はポイ捨て。和田新監督にも頑張ってもらいたいけど、一枚岩になっていると感じられない球団の体制を刷新してからだろうと思うんですよね…と阪神のことを考えるとなぜか暗くなってしまうのでとりあえずこの辺で。
改めてホークスの皆さんおめでとう。アジアシリーズも頑張ってね。
そして落合監督お疲れ様でした。球界一の監督がこういう形で辞めていくというのは本当に理不尽で…と以下長くなるので割愛。モバゲースターズが獲得すれば面白そうなんだけどなぁ。