日本ｖｓブラジル

酷かった。その一言に尽きるな。
前半はブラジルも全くギアを上げずに戦ってた。一応きついシュートも放ってたけど、どうしてもゴールが欲しかったロナウド以外がどれだけ真剣だったかってのは疑問。ジュニーニョ・ペルナンブカーノがFKであんな宇宙開発するシーンなんて初めて見た。ロナウジーニョもチェルシー戦なんかとはテンションが違いすぎる。まあ同じテンションに持ってけってのは無茶な相談か。
んで、そんな中で玉田のゴールで先制。一瞬、本気でブラジルは日本を勝たせてくれるのかなとか思ったぞ。けど、前半ロスタイムにやってはいけない失点。全員ロナウジーニョのおっかけかよってくらい彼にひきつけられてシシーニョを誰も見てないってのがまずありえない。そしてサントスは相変わらず当たりに行かないし。さすがのロナウドもあんなにお膳立てされたら決めちゃうって。
で、後半。前半もだけど。点を取りに行かなきゃ行けない状況で前に行かないってのはどういう考えがあってのことなんだろう。まあ0−0とか1−1の時点である程度機会を窺うのはありだけど、2−1とか3−1にされたら、その時点で終了なんだから。そんな状況なのに相手がキープしてる時に誰も当たりに行かないってさぁ…。せめて戦う気持ちくらいは見せて欲しかった。失点するにしても、“攻めに行って前がかりになったところをカウンターで”といった展開ならある程度納得できるけど、結局誰も当たりに行かないまま遅攻の中で一瞬スピード上げられての失点だからな。
それにしてもジュニーニョのゴールはゴラッソだった。今日の前半、あんなに当たってた川口が触ることもできないんだから、無回転って本当に取りにくいんだね。ていうか、誰も当たりにいかないって凄かったな。ジウベルトのシュートはロナウジーニョのスルーが通った時点で勝負ありか。最後はロナウドが2点目で締め。この場面も中盤から上がってきた選手を誰もついてなかったな。そしてロナウドにボールが収まっても誰もケアしない。なんだかね…
で、そんなブラジルのゴールショーになった後半。日本サイドから見たハイライトはどこにあったかと言えば、やっぱり高原の途中IN&OUTを推したい。捨て身で怪我までして笑いをとってくれた彼の姿勢に感動した。小笠原OUT中田浩INの意図も不明。今大会でまだ出てなかったから？ 高原の一発芸が無かったら遠藤も思い出作りに出してくれてたのかな。思い出作りといえば、ジダOUTセニINもそれ以外の理由が思いつかない。
つーか、この試合くらいは気持ちの入ったプレーを見せてくれるかと思ったけど、最後まで中田英・川口以外は無気力に見えて仕方なかった。フリーになってボールをもらう動きとか、テレビに映る範囲じゃ殆ど無かったな。なんであそこまで頑なに足元で受けたがるんだろう。まだまだ思うところはあるけど、疲れてきたんでこの変で終了。