2006年振り返り

今年もベストアルバム10枚を挙げられそうにない。
とりあえず、思いつくままに素晴らしかったCDを挙げてみる。

エクリプス

エクリプス

個人的にはこれが今年のベスト。メタル系のアルバムでここまで聞き倒したのは久しく記憶にない。デスメタル上がりの攻撃性とここ最近の叙情的かつアンビエントな空気が絶妙に配合されてる。7曲目「The Smoke」はベストチューン。
Tuesday Wonderland

Tuesday Wonderland

曲単位で言えば、E.S.T.「Tuesday Wonderland」の表題曲も素晴らしかった*1。他にそこまでグッと来る曲がなかったし、金欠でもあったので購入は見送ったけど、2007年に来日するらしいので是非見に行きたい。
10,000 Days

10,000 Days

来年見に行く繋がりで忘れちゃいけないこの人たち。勿論このアルバムも良かったけど、やはり以前から馴染みのあるPalabola辺りを期待してしまう。
Stadium Arcadium

Stadium Arcadium

Toolと同時期に出てたね。聞きやすいけど彼ららしい棘も所々に感じられていい出来だった。2枚ってことで沢山曲が入ってるのは良いんだけど、別に1枚でも良かったかなって気はする。
Metheny Mehldau

Metheny Mehldau

聞きやすいといえばこれ。どの曲もちゃんと聞けば本当に良いんだけど、残念ながら1枚聞ききる前に気持ちよすぎて眠ってしまうことがしばしば。
というわけでライブラリを眺めつつパッと思いついた5枚について触れてみました。つーか1枚は買ってすらいないってのが泣ける。
旧譜でいえば、クレーメルの「四季」は今年買った中で一番聞いた1枚かも。他にヴェーセンと競演したヨーラン・モンソンはアルバム通して聞く回数は少なかったけど、「Kubb Funk!」はかなり聞いた。今年買ったわけですらないやつに枠を広げればピアソラを随分聞き込んだ1年だった。タワーレコードで買える10枚組1,490円のやつは一家に一組必携。

DVD

ザ・ウェイ・アップ・ライヴ [DVD]

ザ・ウェイ・アップ・ライヴ [DVD]

DVDは時間的制約もあって視聴出来る回数が限られてしまうんだけど、これに関してはそういうことが一切お構いなしに見まくった。人類が手にしうる音楽の究極(の一つ)が此処にある。私的世界文化遺産認定。このライブを生で見られたという幸せを改めて実感する。
スコア~フル・オーケストラ・ライヴ 2006 [DVD]

スコア~フル・オーケストラ・ライヴ 2006 [DVD]

分かり易い技術の高さが堪能できて理屈抜きに楽しめた。前のDVDに入ってる曲とは別のをやるっていうコンセプトも有難いことだ。オーケストラがしょっぱいのはご愛嬌か。生で聞いてたらまた別だったんだろうな。そういえば今月は何故かやたら「A Change Of Seasons」を聞きまくった。

Live

今年は随分沢山のライブを見に行ったけど、ベストはU2。自分でも不思議なことに、未だにライブの余韻が抜けない。運よく11月30日と12月4日に見ることができたけど、それでも29日を見逃したことが悔やまれる。
次点というか甲乙付けがたいのがサマーソニックメタリカかな。メタルの本家本元の凄みを感じさせられた、素晴らしいライブだった。「Master of Puppets」全曲再現だったのも大きい。“サマソの目玉はToolだから体力を抑えとこう”とか考えてたんだけど、最初の1音がなってから殆どクビを振りっ放しで2日目は本当にきつかったのも良い想い出だ。逆にToolはセットリストが短すぎてガッカリさせられた。同時刻に演奏してたMassiveを見逃したのは痛かった。
更に甲乙付けがたいのがアイアンメイデン。今までで最高に近い場所で見れて、スティーブ・ハリス師匠のプレイが間近で見られたのが何よりの想い出。セットリストは、あれはあれで良かった。新譜全曲再現が終わった後の「Fear of the Dark」とか最高だったな。
ドリームシアターも今年の頭だったのか。DVDと同じく目を見張るようなプレイの数々に目が釘付け。彼らの良いところはそれが単なる自己顕示に留まらず、しっかり曲を成立させて歌いやすいメロディーがあったりするところだな。そしてラブリエが好調をキープしてるのも大きい。「FII」ツアーは正直こんなものかとか思ったけど、Metropolisツアー以降は完璧。
ロックを離れると、ヴェーセンがまず思い起こされる。勿論これも最高。アコースティックな楽器ならではの瑞々しい音が本当に気持ち良い。毎回同じ音楽を聴いてるはずなのに、最初に感じた新鮮さが失われないのは凄い。同系統の音楽でいえば、トヨタカップやら旅行やらとバッティングしてルナサを見逃したのは痛恨だった。
そして忘れちゃいけないアーノンクール指揮の「メサイア」。勿論このコンサート自体も最高だったんだけど、もっとクラシックに触れようと思う契機になったという意味で、大きな経験になった。

というわけで振り返ってみた

音楽面に関しては我ながら恵まれた1年でしたな。
2007年も良き年であるように。