「大徳川展」

いつの間にか会期終了が迫ってたんで見てきた。そろそろ人も減ったかなと思ってたけど大甘もいいとこ。入場規制が解かれた直後で黒山の人だかり
展示コーナーに入ってまず目にしたのは巨大な金色の扇。次いで徳川家康の鎧、彼が関が原の戦いで使った軍扇、榊原康政が拝領した具足、名刀の誉れ高い正宗などなど。『信長の野望』で戦国時代をかじった自分的にテンションが上がる品々ばかり。その後も秀吉と家康が対戦した碁盤、日本最古の鉛筆、17世紀の望遠鏡、19世紀半ばの地球儀、大政奉還の際の将軍辞職の通知とか数え上げればキリが無いな全く。詳しいリストは以下の通り。
http://www.tnm.jp/jp/exhibition/special/200710daitokugawa_list.html
徳川治宝の一行書「出門天地春」と龍図は徳川家随一のできばえだった。美術家として名が残ってるのかもと思ったけど、そうでもないのか? 逆に綱吉の書は失礼憚らずに言えば、下手糞で親近感が湧いた。意外なところでは、源氏物語絵巻に驚いた。名古屋の徳川美術館所蔵らしいけど、どういう流れでたどり着いたんだろ。「姫君のみやび」ってコーナーはその名に違わぬ絢爛豪華な調度品の数々。純金の茶道具とかギャグかと思っちゃいましたよ。てのはともかく、総じて「大徳川」の名前に恥じない素晴らしい展示でした。