RSR2008・1日目

開場前

札幌から会場行きのバスが出る駅まで移動すると、そこには既にバスを待つ長蛇の列。仕方ないから最後尾まで行くと、そこで3人連れのグループに声をかけられてタクシーで移動することに。内心1:1で割りませんようにとドキドキしながら移動すると、しっかり4等分。ありがとう。車賃もバスより安いぐらいだった。

そして、バスより早く着けたのは良いんだけど、そこからが本当に大変だった。元から不穏な空模様だったのだけど、開場待ちの行列に並んでるとついに降雨。開場時間は過ぎてるのに遅々として進まない列。イライラしながらも、1時間ほど並んだだろうか、ついに開場に入って抑えておいたテントサイトの引き換え券を受け取ると、自分より1時間ほどは遅れて着いたはずの友人が目の前に。何か理不尽なものを感じながらとりあえず自分のテントを広げるためにフォレストサイトに移動。
実地で広げるのは初めてで、その上雨ということもあって大変だったけど、友人の助けを借りてなんとか無事にテントを建てることができた。モンベルの1人用テントの小さいことといったら逆に目立つぐらいだった。その後、友人繋がりで別のテント設営に参加。こちらは4〜5人泊まれるスノーピーク製で、4人がかりでも大変だったけど、なんとか設営完了。した頃にはすでに開演が目の前に迫ってた。迷った挙句、とりあえず昼飯を食べることに。

くるり

遠くに「ワンダーフォーゲル」を聴きながら昼ご飯を買いに。
戻ってきたら「さよならリグレット」だった。素晴らしかったのでそのままステージ正面に移動。この曲を聴きながら、北海道まで来た甲斐があったなとしみじみ思えた。まあ大半の苦労は自分が勝手にしたものなんだけどさ。「ばらの花」の時は色んな感情があふれて何故だか泣けたな。

安藤裕子

通りすがりにちらっと見れた。音源を聞くよりさらに情念がこもってるような歌だった。

レミオロメン

「粉雪」目当てに聞いてたけど、結局聴けなくて残念。
思ったより上手な人たちで、その辺りは好感度アップ。

矢野顕子

これも通りすがりにちらっと。失礼ながら清水ミチ子そっくりだと思ってしまった。
とりあえず、フェスでもいいけど、それより単体のライブを一度見てみたいなと思う。

曽我部恵一ランデブーバンド

これも通りすがり以下略。なぜ通りすがってるかというと、その間飯を食いまくってるからなんですな。
テレフォンラブでは去年と同じ掛け合いが聞けて楽しかった。この人の肩の力の抜け方は本当に絶妙だね。

東京事変

1曲目は「丸の内サディスティック」。大学のサークルでコピーしてるのは何度も聴いてたけど、本物は初めてだったので大盛り上がり。
その後は知ってる曲が最後の閃光少女まで無かったので若干残念ではあったけど、普通に素晴らしい演奏・歌でした。

菊地成孔ダブ・セクステット

事変が終わって急ぎ足で駆けつけると、すでに楽器の音が。もう始まってるのかと思ったら本人たちがステージに上がってリハをやってるだけだったんだけど、その音が既に異質な空気を放ってた。そして一端メンバーが下がって再登場すると同時に霧雨が降りしきるというシチュエーションも中々異空間じみてたな。
そして始まったライブは圧巻の一言。菊地の一挙手一投足にあわせて演奏がビシバシ決まる姿とか身もだえするかと思うぐらいカッコ良かったよ。まあCDで聞いたらつまらないのかもしれないけど、実際に演奏してる姿を見ると、説得力が違うというか強引に魂を引っ張り出されるような引力を感じた。初日のMVP。

ふれでぃ・えとう

正直、いろんなことを抜きにして心底楽しめたのはこの人だったかも。
クイーンの曲を大声で野外で歌うのがこんなに楽しいとは思わなかった。

山下洋輔ニュー・カルテット

この時間になると冷え込みも相当だったけど、そんな身体に山下洋輔のピアノが沁みる沁みる。緩急自在の味わい深いピアノを堪能できました。バックバンドには少し不満を感じる場面もあったけど、多分に趣味的なものなんで基本的にはオールOKでした。

さすがに疲れたので

深夜の出演者はスルーしてムーンサーカスのテントで就寝。
この時間になると雲の間から月が見えてとてもきれいだった。

2日目(旅4日目)に続く

RSR2008・2日目 - amesukeの日記