200808北東パスの旅・7日目
列車は予定通り早朝釧路に到着。慌ただしく乗り換えて一番列車で根室へ。
花咲線;釧路5:55→根室8:13
雨こそ降ってなかったものの、空は始終曇り。次行く時は晴れてておくれ。
厚岸駅で見かけた顔はめ。さすがに牡蠣はどうかと思う。
茶内駅では子供たちがラジオ体操に集まっていた。
元気に手を振ってくれると嬉しくなっちゃうね。
途中警笛で鹿を追い払って北海道らしさを感じさせつつ走ること2時間ほど。列車は根室到着。
根室駅は最東端有人駅で日本最東端の駅は東根室駅。ってのは根室に着いた後で知った。
根室
バスに乗り換えて目指すは北海道最東端。
街の至る所に北方領土関連の看板や幟があって、否応なしにここが「日本」であることを意識させられて気が引き締まる思いがしつつも、交通標語的な5・7・5*1を目にして脱力感。
納沙布岬
町を抜け、のどかな景色の広がる場所を延々と走って岬に到着。
花咲カニをイメージしたトイレにこれまた脱力しつつも。
目と鼻の先、手を伸ばせば届きそうな距離に北方領土はあった。
歯舞諸島の水晶島。ロシアの監視塔が見える。
またもや普段はまるで気にしない「日本」を強く意識。広島・長崎と同じく日本人なら一度は見ておくべき場所かなと思うけど、まあ知らない方が面倒なことを考えずに済んでいいのかもね。
北方館・望郷の家には多数の政治家の写真があったけど、彼らは彼らなりに真剣に取り組んだ結果が今なのかね。とりあえず返還要求の署名をしといた。
四島のかけ橋が過去のものになる日は来るや来ざるや。
そんなことを思いながら根室駅に戻るためバスに乗り込んだとこまでは順調だった。。。
納沙布岬2
駅に戻る途中、やたら身軽だな俺と思ったらボストンバッグを岬に置きっぱなしにしてたことに気付いて停止ボタン連打。運転士の方に事情を説明したら無料で下してくれた。
しかし、次の岬行きのバスが来るまでは1時間以上。ずっと待ちぼうけてるのも芸が無いので、岬の突端を目指して延々と道を歩いた。
そして最東端の店で最東端のガラナ購入。炭酸なんで飲めなかったけど。
日本最東端の学校も見た。
そしてバス停にしてあと1つというところでタイムアップ。
バスがやって来たのでそれに飛び乗って岬へ。運転手は違う人だったので怪訝な顔をされた。なんでこんなところにバス停があるんだろという場所だったから、それも当然かと思う。
そして元来た場所に戻るとベンチの上に放置されたままのバッグと再会。先刻来た時より岬の先も晴れて、国後島の姿がはっきり見えた。
再び駅に戻る時は歩道に生えてる草を食べてる馬の親子とか、そのすぐわきで餌をついばむタンチョウとかレアな姿見れて嬉しかった。捨てる神あれば拾う神あり。
花咲線2;根室12:24→14:49釧路
別当賀駅の駅舎。
ここで初めて気付いたけど、以後駅舎がプレハブひとつだけという姿は結構目にした。
疲れもあったのでうとうとしてたけど、対面の婆ちゃんが列車の中に入って来た虻を仕留めた時は目が丸くなったね。
釧路湿原
釧路湿原駅で降車して展望台を目指す。
展望台だから当たり前なんだけど、登り道。途中の売店で山ブドウのアイスクリームを頬張りつつ展望台を目指す。そして展望台から広がる景色を目にして、圧倒された。
ただひたすら緑・緑・緑。緑だけが眼前に広がる。もう少しで分厚い雲を破って光射す景色が見られそうだったけど、そんな光景を見たらその場から動けなくなってただろうな。それにしてもわずか30分ほどでその場を後にしなければいけないのが惜しまれる景色だった。次の機会があれば晴れを願いたい。
釧路
そのまま進んで知床斜里まで行こうかとも思ったけど、釧路で最大の盆踊りがあるというので、これも何かの縁かと思って戻ることに。駅の案内所でおススメのホテルを聞くと、駅からすぐの場所に1泊4,500円のホテルがあったのでその場所に宿を取った。
そしてホテルにほど近い市場へ。そこで白飯の上に好きな海産物を乗せて頬張る「勝手丼」を頂く。エビやホタテ等など東京のそれとはまるで鮮度が違って美味しかった。
遅めの昼ごはんを食べた後は「猫のたまご」なるおみやげを購入したり駅周辺をぶらぶら。一旦ホテルに戻って五輪のレスリングを見た後、再び町へ。
盆踊り
日が暮れると雨がぽつぽつ降ってきてはいたものの、とりあえず祭りがスタート。
見ものは仮装行列で、京劇風のものやら
動物園やら、
ヤッターマンやら。
色んな仮装がある中で目を引いたのはジブリ系。
二次元から飛び出した?やたら平面的なトトロ。
子供を取って食いそうな猫バス?
ひとしきり眺めた後、駅のおじさんがおススメしてくれたラーメンを食べて店を出ると小雨だった雨が土砂降りに。コンビニで傘を買って目抜き通りに戻ると盆踊りが急きょ中止になってしまっていて残念だった。仕方ないので、この日はホテルに戻って就寝。
*1:取り戻せ 歴史も語る 北の四島(しま)とか