18きっぷの旅:小海線・姨捨

3日分余ってた18きっぷを消化するため半ば無理やり旅に。
ギリギリまで迷ってたけど、ニコニコでこの動画見てたらサマーウォーズのロケ地めぐりがしたくなったので、乗ったことのない路線乗り潰しを兼ねて長野へ行くことにした。

中央線

新宿から中央特快に乗って高尾で甲府行きに乗り換え。
高尾までは日常の範囲で旅という感覚が薄い。
大月方面

高尾を出るといよいよ旅本番。だけど、前日あまり寝てなかったのでうつらうつら。
それでもきっちり勝沼ぶどう郷駅塩山駅では起きて車窓景色を眺めた。
中央線の車窓01

高台から平地に降りていくこの区間は日本三大とはいかずとも、十大車窓があればねじ込みたい区間
小淵沢近辺の稲穂と南アルプスの織りなす景色もまた見もの。
中央線の車窓02

晴れれば富士山も見えるし、中央線は見どころが結構多い。

小淵沢

小海線の有名な撮影スポットがあったので途中下車。といっても、詳しいスポットへの行き方はあまりなかったので、うろうろしてる間に狙おうとしてた最初の一本が行ってしまう始末。こりゃだめかなと思って再び歩きだしたら、ようやくそのスポットが見つかった。実際駅からの道順の説明が難しい場所だった。そこで色々アングルを探りつつ待つことさらに1時間、やってきた上り列車をバシバシ撮影。
小海線の風景02

小海線の風景04

後ろの山々は南アルプス。日中はずっと逆光気味みたい。八ヶ岳と絡めた構図も撮れると見聞きしてたのだけど、そのポイントはついぞ発見できなかった。そのまま残って撮影しようかとも考えたけど、その後の旅程に支障をきたすので止むなく退散。また来たいと思いながら小淵沢駅まで戻る道すがら、同じく小海線の撮影に来たと思しき年配の夫婦とすれ違って情報交換。

小海線

特に狙ってたわけじゃないんだけど、一度乗ってみたいと思ってたハイブリッド列車に乗車。
ハイブリッド列車@小淵沢駅

小淵沢の駅を出るとすぐに撮影スポットを通過。
小海線の車窓01

先ほどすれ違った夫婦がいて一安心。
このカーブが終わると、電車は延々と森の中を進んでいく。というより山を登っていく。線路わきには時折別荘と思しき家が建っていて、さらに自家用の天文ドームを備えた家もあって、驚くやら羨ましいやら。清里を抜けると視界が開けて、「この先にJR最高地点の踏切があります」といったようなアナウンスが。左手右手どっちに現れるとは言ってくれないんだけど、勘で張ってた左側にあった標識は撮影できた。
小海線の車窓02

まあそのおかげで右手にあった野辺山のパラボラアンテナはしっかりスルーしてしまったんだけど、それはまた別の話。
野辺山駅では列車行き違いのため待ち合わせ。ホームは登山客でごった返していた。
ハイブリッド列車@野辺山駅

野辺山を出ると乗客も減って閑散とした空気に。列車は暫く開けた高原を進んだ後、再び山の中へ。
小海線の車窓04

緑のスクリーンの向こうに清流が見える区間が何とも味わい深い。と感じられる写真を誰か撮ってくれないもんでしょうかね。
それはともかく、川に沿って進んだり横断したり忙しないなと思ってたら、Wikipedia曰く千曲川と7度も交差してるとのこと。その都度表情が全く違うので、同一の川だとはついぞ気付かなかった。
中込駅で再び行き違いの待ち合わせ。駅舎を彩るヘッドマークの数々に歴史を感じる。
中込駅

その中込辺りから再び乗客が増え始め、車窓風景も田畑から人家が増えて市街地に。次第に駅の感覚が短くなって、終点小諸駅到着。
ハイブリッド列車&普通列車@小諸駅

ここから18きっぷで乗れないことがいまいち釈然としないしなの鉄道に乗車。今新幹線を作ってる区間、誘致してる区間の在来線はいずれこうなるのかなぁ…と益体も無いことを考える。
しなの鉄道@小諸駅

そして上田へ。

上田

駅の至る所にサマーウォーズのポスターが掲載され、バス停には大きな幟が。

SW一色ぷりに気押されながらもこの先の旅程について再考。ロケ地めぐりは明日にして、とりあえず春先に来て絶景ぷりに感動した姨捨を目指すことに。雲が多めだったけど、それもまた味わいさぁと吶喊。

姨捨

山々の間に田畑と街が広がり、その中央を千曲川の流れが貫く雄大な眺めが気持ち良い。
姨捨駅の風景

篠ノ井線の車窓

姨捨の夜景

姨捨駅の夜

雲が多い景色ってのもそれなりに見ごたえがあるけど、日が暮れた後は月も星も見えないので早々に退散*1。長野行きの列車に乗って篠ノ井経由で上田に帰還。

再び上田

駅前で宿を取ろうと思ったら大きな通りに面してるホテルは軒並み満室でちょっと焦ったけど、少し路地に入ったところで無事に宿が見つかった。
その後、信州ならではのソバをつるっと頂いて腹ごしらえしてから夜の駅前散策。
大きな水車。
水車

真田幸村(信繁)像。
真田幸村像

など一通り撮影を終えてからホテルに戻って就寝。どうでもいいけど、AVが課金制じゃなく普通に見れる珍しいホテルだった。

*1:余談だけど、BSの撮影スタッフが来てた。日本全国の木造駅を紹介する番組とのこと。チェックせねば。さらにどうでもいい余談だけど、駅舎では北海道から九州まで戻る途中に財布を失くしたと言う極めて怪しい男性2人組と出会った。自分が離れてる間に荷物を盗ってくような人たちでは無かったので、ちょっと寄付した。