18きっぷの旅2010冬・1日目・朝:高山本線の旅

ムーンライトながらの中ではあまり眠れないまま岐阜に到着。4時間ぐらい通して寝られればと思っていたけど、停車のたびに起きてしまったりトータルで3時間ぐらいしか眠れなかったような。隣に知らない人がいると緊張していかんね。
岐阜では乗り換えの時間が1時間ほどあったので駅の外に出ると、うっすらと積もった雪が歓迎してくれて俄然テンションが上がる。
そんな駅前広場には織田信長像が。やたらと台座が高かったりなぜか金色に彩られていたり色々と微笑ましい。
信長公@岐阜駅

岐阜駅を振り返ってみると、何やら未知との遭遇的趣きが。妙にと言ったら失礼だけど、反対側も含め凝った外観だった。
岐阜駅

駅の中と外を行ったり来たりしながら撮影しているとやうやう白くなりゆく山際。
当たり前だけど、東京とは日の出の時間が随分違う。
岐阜駅

というわけでホームに登って東の空を観察。濃厚かつ透き通るような青とレッドではなくクリムゾンと表現したくなる赤に近い朝焼けのコントラストが見事だった。と、言葉で表現せざるを得ないのが悲しい所。
夜明け

当座の食糧やら何やらを買いこんでから高山行きの列車に乗って出発。
空はいよいよ明るくなり朝が到来。下方からの光を浴びて彩られる雲がたなびいていて、雪景色に映えていた。
朝

その雲を始め、車窓風景を取っていたら気づかないうちに窓にぶつけていたのか、突然広角レンズのピントリングが異音を立てるようになってしまった。最初だったら相当慌てていただろうけど、2度目なので、ああ仕方ないなお疲れ様という感じ。広角はiPhoneに任せて50mmメインで行くことにしよう。などと考えていると、坂祝駅を過ぎた辺りから雪がパラパラと降り始めた。
平野を抜けて山間部に入るにつれ景色も雪深くなっていく。
雪の渓谷

ダム

駅

そんな辺り一面雪景色に染めてしまうような雪が降っているわけだから、当然列車の運行にも影響が。下呂駅では2本ほど行き違いの列車を待つことになって焦りつつも、ジダバタしても仕方ないのでホームにあった手湯でリラックス。
10分ほど遅れて下呂駅を出発すると、いつの間にか雲が薄くなり、その向こうに太陽が見えるように。
雲の向こうの太陽

雪が降っているのに太陽が見えて狐の嫁入りのような天気。その雪も徐々に弱まり、電車の中に強い日差しが差し込むようにまでなった。こりゃ白川郷は晴れてるかもなんて思ったのもつかの間、また太陽が雲に隠れ、雪が強まる中を進んで高山駅に到着。
高山駅

電車を降りると現在の気温マイナス2度の表示が。やはり頬を刺すような冷たさを感じたけど、東京の日陰でビル風に吹かれる寒さとは体感温度が違うのか、そう寒いとは感じなかった。