AC/DC@埼玉スーパーアリーナ(10.03.12)

18時過ぎに会場に着くと物販には長蛇の列。赤く光る角が欲しかったけど早々に諦めて座席へ。アリーナの中にはその光る角を付けた人がわんさか*1、アンガス・ヤングと同じ半ズボンのスクール・ボーイスタイルの人もちらほらいて、熱烈なファンがどれだけ心待ちにしていたかが分かるとても微笑ましい雰囲気。開始時間はどれくらい押すのかななんて思ってたらほぼ定刻通りにスタートした。ここら辺誰とは言わないけどアクセルとか見習うべき。
設営の関係で座席からステージ裏のスクリーンがいまいち見えにくかったのが残念だったけど、最初から最後までとにかく理屈抜きに楽しかった。最新アルバムなんて一度も聴いたことなかったのに(っておい)、まるで初めて聴いた気がしない曲ばかりでごく自然に耳になじむ。Back In BlackとかThunderstruckとかメジャーな曲に関しては、終わったそばからもう1度聞きたくなって仕方無かった。
見どころは何と言ってもアンガス・ヤング御大。最初はいつもの小学生スタイルで登場。映像で見るのと寸分たがわぬ姿に興奮し、ダックウォークでギターを掻き鳴らす姿を見てさらにテンションが上がる。途中ブルージーな曲(The Jack)ではアンガスのストリップショーに。頭の毛も薄くなってしまった、顔もカッコイイとは言えないおっさんなのに一枚脱いでいく度に大歓声。もちろん自分も声を上げまくる。そしていよいよ残すはズボンのみに。脱ぐのか?脱いでしまうのか!?脱いだ!と思ったらパンツの後ろにはAC/DCの文字。腹抱えて笑ったね。その後は服を脱いだまま最後までプレー…と書くと何か怪しいな。冷静に描写すると、半裸のおっさんがあちこち走り回りながらギターを弾いてるだけのはずが、どういうわけだか鳥肌がたっちゃうぐらいカッコいいんだなこれが。
笑ったといえば、Hell's Bellsで降りてきたでっかい鐘の紐にボーカルのブライアンが勢いよく飛びついて打ちならした場面。腹筋がひきつれるかと思った。それはともかく、やはりこちらも腹の出たおっさんのはずが、ステージに立ってファンを煽るだけで圧倒的な存在感を放ってた。いくらなんでも若いころと一緒というわけにはいかないけど、それにしても年齢を感じさせない金切り声を最初から最後まで響かせて、10年後20年後もまだ現役続けてその間何度も来日してくれるんじゃないかと思わせてくれた。
その他3人は徹頭徹尾フロントマン2人を支える黒子役。これもまたプロフェッショナルなり。
以下セットリストを。

  1. Rock N' Roll Train
  2. Hell Ain't A Bad Place To Be
  3. Back In Black
  4. Big Jack
  5. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
  6. Shot Down In Flames
  7. Thunderstruck
  8. Black Ice
  9. The Jack
  10. Hell's Bells
  11. Shoot To Thrill
  12. War Machine
  13. High Voltage
  14. You Shock Me All Night Long
  15. T.N.T.
  16. Whole Lotta Rosie
  17. Let There Be Rock

〜Encore〜

  1. Highway To Hell
  2. For Those About To Rock (We Salute You)

仕事じゃなけりゃ日曜も行ってたなぁこれは。
それにつけても振りまくった首の筋肉痛の酷さよ><

*1:客殿が落ちると会場中が赤く光って王蟲のようだった。