曇り後雨/微妙

正午前に東京アメッシュを見ると、1時間ほど23区西端辺りで雨雲の進行が見えない壁に阻まれるかのように止まっていた。もしかしたら予報がずれるのかなと思っていたら、昼過ぎからきっちり雨。春の雨としては冷たい妙な雨。せっかくだからと、植え込みにクモの巣でも無いかなと探すもののどこにも見つからない。どこにでもいるようで、年がら年じゅう外にいるわけじゃないんだよなぁと今さら気づく。こう変化が急激だと、人間は服の選択程度で済むものがち小さな昆虫なんかにしてみればそうもいかないんだろうなぁと。週間予報を見ると少しは乱高下が落ち着くようだけど、それにしても農産物なんかは既にかなり傷を負ってるようで。海の家なんかも例年どおりに営業しようとしても頭を抱えることになってしまいそう。人間が決めた暦も動植物が得たサイクルも、より大きなものにしてみれば人間がアリを見下ろすのと大差ないのだろうけど、恨みごとの一つや二つは言いたくなっちゃうな。のど元過ぎればいずれ忘れてしまう熱さならいい…って忘れちゃよくないけど、それにしても今を振り返ってあの頃は暢気だったなぁと羨むようなのは勘弁。とりあえず今は何とか平年値に近づくように祈ろう。