南アフリカW杯:ドイツ4-1イングランド

静かな立ち上がりから徐々に流れはドイツに。エジルを中心にサイドを上手く使いながら攻勢を強めると、そんな流れとは関係なくゴールキックが伸びたのをクローゼがDFを振り切りながら押し込んで先制。続けざまに今度はイングランドのDFをくずしてミュラーのラストパスをポドルスキが流しこんで2点目。この時点で勝負あり。
と思ったらイングランドが突如息を吹き返してジェラードが前線に送り込んだパスをさきほどクローゼに振り切られたアップソンがヘディングで決めて1点差。さらにランパードがバーを叩きながらもラインの内側に落ちて同点!と思ったらそれが認められない世紀の誤審。

荒れるかと思ったら両軍落ち着いてプレーしてそのまま前半終了。
後半に入ると流れはイングランド。何とか追いついて欲しい(実質リードして欲しい)なんて思いながら見ていると、イングランドのセットプレーから第2宇宙速度的なカウンターでミュラーが決めて2点差(実質1点リード)。取り返そうと前がかりになるイングランドの裏を突いて3点差に(実質2点リード)。こうなるともうイングランドに反撃する気力は無く、淡々と時間は流れるばかり。ジェラードの良い飛びだしやランパードのあわやというシュートが2本あったけど、集中して守るGKノイアーの壁を越えられなかった。結局それ以上スコアは動かず、一度冷めた試合の熱は戻らないまま4-1でドイツがベスト8に。
誤審が無くてもドイツの試合になってただろうけど、あれがなければ…との思いが禁じ得ない。そろそろルールを見直しても良いと思うんだけどね。