南アフリカW杯:ブラジル3-0チリ

攻撃サッカーのチリと受けて立つブラジルという立ち上がり。しかし守備を固めるブラジルはいつも通り堅く、チリは効果的なフィニッシュに至らない。

ブラジルは数ある選択肢からわざと一番難しい一つを選んでるんじゃないかというぐらい狭い地域でボールをコントロールしたりパスを通したり、ほんと呆れるぐらい上手かった。
カウンターの圧力に耐えながら前に出なきゃいけないチリは1点差ながら追い込まれた状況に。黄色い津波といった表現がしっくりくるような勢いで次々とブラジルの選手が自陣から飛び出す様はゾクッと来た。そして間をおかずに
チリはスペイン戦と同じくハーフタイムで2人交代。しかし今日は相手が悪かった。
何とか1点でも返そうとするチリの攻撃は素晴らしかったけど、最後までフィニッシュとそこに至る精度の低さに泣かされた。枠内のシュートもジュリオ・セザールが最後の壁となって立ちはだかって3-0のままタイムアップ。
ブラジルといってイメージするようなスペクタクルは一切無いけど、基本に忠実なサッカー(ただし超を何個付けても足りないぐらいハイレベル)はただただ純粋に強い。
MOMは3点目のロビーニョか。個人的にはカニばさみにあったり散々削られたりしながらも最後までチリの攻撃を跳ね返し続けたルシオに1票。
次はオランダvsブラジルという黄金カードに。オランダに活路があるとしたら先制点を奪えるかどうかか。